大概、理由はひとつじゃない

「へぇ〜、どうして」「なぜ」と言い方はさまざまだけど、理由を聞かれるシーンはわりとよくある。自分が聞く側にまわることもある。

物事を決めるときって、決め手はあっても、なにかしらのものごとの積み重ねだったり、いくつかの理由が集まってやっぱりそうだよな、と確かめながら複合的な理由で決めることがわたしの場合は大半。

しかし、問いに答えるとき、就職活動の面接などがわかりやすいけど簡潔にお答えください。などと端的な説明が求められることが多い。面接に限らず、相手が退屈でない時間で回答するのがベターなことはよくある。どの理由を抜粋してくるのが正解だろうと一瞬のうちに頭の中をグルグルさせる。

バラエティ番組「あちこちオードリー」でかっちゃんがゲストで、若林さんに質問されたときに、どの答えがいい?と聞いていて、なるほどなと思った。みんなも場に合わせて選んでいるんだ。

活躍する芸人さんは瞬発的に持ってくる回答が秀逸で頭が下がる。

答えの尺など気にせずにダラダラと話せる友人との会話の良さを改めて認識しつつ、場にあった回答を出せる瞬時の判断と、なるべく誤解なく自分の気持ちや思考を伝える語彙力をつけたいものだ。



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