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ぶどうについている白い粉の正体・・・

先日SNSに上がっていた少し古い投稿を目にし驚きました。

その投稿とは、ブロッコリーを洗剤で洗っている動画でした。
確かに今では、野菜や果物専用の洗剤もあるので
それ自体は特筆すべきことではありません。

ただ、動画の中で話していたコメントに驚きました。

動画の中でブロッコリーを洗う前に水をかけ
「ブロッコリーは、ワックスをつけないと虫に食べられてしまうのでワックスが付いている・・・」
と育てている段階でワックスを人工的に塗布しているような発言をされていました。

水を弾いていたのは人工的なワックスではなく、ブロッコリー自身が出すブルームという天然物質です。

これはぶどうの皮表面についている白い粉と同じ成分で、むしろ水分の蒸発などを防いでくれる有益なものです。

手で触ると簡単に取れてしまうので、ブルームが付いている方がかえって鮮度が良いとも考えられます。

ただ、このブルームですが、知らない方からすると確かになんだか
得体の知れないものに見えてしまっているということもあり、
最近ではブルームが少ないように品種改良されたものも作られたりしています。

お伝えしたかったことは、このブルームは人にとって有害ではありません。
そのため食べても大丈夫ですよということです。

余談ですが、ブロッコリーの隙間には小さな砂などが入っていることがあるので調理する際は、下処理は必要です。

方法は色々ありますがブロッコリーの茎のところを持ち逆さにしたままボウルに溜めた水の中で上下に振ると綺麗に砂などが取れます。
※サラダ専門店に勤務していた際は、上記のようにしてから仕込みをしておりました。結構綺麗に取れるので試してみてくださいね♩
 



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