NLP初任者通信№11<職員室の机上で信頼を得る>
おはようございます。
大阪市立公立小学校教員の丸岡です。
脳科学・coachingをこれまでの教育実践にブレンドし、新たな教育・授業を開発し、教師のやり方&あり方の両面からアプローチしたり、教材開発×道徳見つけ×coaching×NLP(実践心理学)という今までにない道徳授業開発にも挑戦中したりしています。
先日のNLP初任者通信№10では「信頼を勝ち取る自己紹介」というテーマでお伝えさせていただきました。「ほんのわずかな時間の自己紹介ではあるが、信頼を勝ち取ることはできる」という話でした。
本記事では、「職員室の机上で信頼を得る」というお話をします。「職員室の机と信頼がどう関係するのか?」と疑問に思われる人もいると思いますが、机上のようすと、信頼関係には大きな関係があります。
では、どんなことに関係があるのか?
どうすれば、机上で信頼を勝ち取ることができるのか?
そんなことを今日はお話します。
職員室の机上と信頼の思わぬ関係
さて。
今日は「職員室の机上で信頼を得る」というお話をしようと思う。
職員室の机上と信頼にどのようなつながりがあるのか?
そんなことに疑問を感じる人もいるだろう・
しかし、実は、職員室の机上とあなたの信頼は、大きくつながっているのである。
それは、なぜか?
職員室の机上は、あなたが可視化されたもの
ともいえるからだ。
そして、
それを繰り返し見られ、気が付けば、価値付けされている
ということだ。
つまり、
○○さんの机は××ですよね
となり、いつの間にか「机は」が省略され、
○○さんは××ですよね
となってしまうのである。
たかが机、されど机なのである。
では、周囲に信頼を得る机上とは、どんな状態であるのか?
いくつかのポイントから探ってみよう。
個人情報を徹底的に管理する
机の上にはたくさんの個人情報が載せられる。
例えば、次のようなものだ。
・名簿関係
・成績関係(テストなど)
・会計関係
・転出入関係
多くの人を扱うのが教師という仕事である。個人の情報に触れなければ、仕事にはならない。「教師が個人情報から目を背ける」ことは不可能である。
よって、「個人情報への意識をどれだけ高めることができるか」は大きな肝である。
例えば、次のようなことはやってはいけないことであり、NG行為となる。
・自席を離れていても、個人情報が表面に出されており、通りすがりの人が見ることができてしまう。
・いつまでも、個人情報が置かれている(決められた箇所に戻していない)
・資料の中に、個人情報が埋もれている。
では、どうすれば、このようなNG行為を防ぐことができるのだろうか。
自席から離れる場合は裏を向ける
個人情報を扱っていて(例えば、テストの採点をしていて)授業が始まったから席を離れる、ということはあるだろう。
そんなときに絶対にしておかなくてはいけないことがある。
それは「個人情報が見えないように配慮する」
ということである。
例えば、プリントを裏向ける。
名前や点数の部分に何かをのせ、隠すようにする。
このような配慮が必要となる。
そうすることで、「この人は個人情報に意識を高く持っているんだな」といなくなった後にも、メッセージとして伝えることができる。もちろん、個人情報自体を守ることにもつながる。
決められた箇所に速やかに収納する
個人情報は、学校で収納する場所が決められている。
その個人情報に関する仕事を終えたら、すぐに片付けるようにする。
仕事はすぐにやる
が鉄則である。これは、脳への負担を考えても、とても合理的である。
脳は、いくつも意識上に記憶を載せておくのは苦手である。
できるだけ、意識の上で覚えなければいけないことは少なくしたい。
そのためにも、できるだけ、仕事はすぐに終えてやることが必要だ。
それは、大きな仕事も小さな仕事も関係ない。
脳は、仕事の大小で記憶の負荷が変わるわけではない。
必要がなくなれば、速やかに所定の位置に戻す
机の上には基本的に「何も置かない」
机の上に常時置かれているものをつくってはいけない
「机の上はPCだけ」が基本である。
そして、退勤時にいつも、その状態になるようにする。
周りの人から見ても「きちんと整理しているな」ということが伝わる。
そして、その印象が何度も繰り返される。
すると、いつの間にか、周囲の脳では
「○○さんはいつもきっちりしている」というプログラムが組まれるようになる。
こうして、机の上を通して、周囲から信頼を得ていくのである。
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