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NLP初任者指導通信№6<学校に入って1番にすることはあいさつではなく…>

おはようございます。

大阪市立公立小学校教員の丸岡です。

脳科学・coachingをこれまでの教育実践にブレンドし、新たな教育・授業を開発し、教師のやり方&あり方の両面からアプローチしたり、教材開発×道徳見つけ×coaching×NLP(実践心理学)という今までにない道徳授業開発にも挑戦中したりしています。

先日のNLP初任者通信№5では<「インターホンでの対応」という1分にも満たない時間でのラポール形成>というテーマでお伝えさせていただきました。


本当は、赴任する学校へ訪問した一日を記事にしようとしましたが、あまりにも文字数が多くなってしまったので、できるだけ細分化することにしました汗


しかし、記事としては読みごたえが出たのではないかと思います。


今回のNLP初任者通信№6は「学校に入ってから校長室へ入るまで」としたいと思います。


それでは、どうぞ!!

NLP初任者指導通信№6<学校に入って1番にすることはあいさつではなく…>


インターホンでばっちりとラポール(信頼関係)を築いたあなたは、学校の中へと進む。

多くの場合、校長室へと案内されることだろう。

それまでに、少し、廊下を歩くこととなる。

校長室にたどり着くまでに、というか、学校の玄関に入ってすぐにやってほしいことがある。


まず、1番にやってほしいこと。


それは…


ここは、自分が活躍するところだ


と、心の中でつぶやくこと。小声が出せるのなら実際につぶやいてもいいだろう。

そして、学校の中の空間は、自分がいてはいけない場所ではなく、自分がいてもいい、ということを意識する。つまり、「学校を自分の空間にする」ということである。


これを、NLPでは、「空間アンカー」と呼んでいる。


空間アンカーとは…。                        ある空間にアンカー(アンカーとは条件付けのこと)をかけること。
自分や相手、更には聴衆を特定されたステイト(心の状態)に導くことを目的とする。


だれだって、はじめて入る空間の居心地がいいはずがない。

いわゆる「アウェイ」というやつだ。

これは、スポーツを応援している人には良くわかる感覚なのかもしれない。

ホームでの試合と、アウェイでの試合では、力を出せるかどうかが変わってくる。もちろん、ホームの方が力を出すことができるであろうし、アウェイでは、本来持っている力を発揮しにくい傾向がある。


ただ、だからといって、学校がアウェイになってはいけない。


自分にとってのホームへと自らの手で

ぐいっと引き込まなくてはいけない。


そこで、「空間アンカー」である。


自身で、空間をコントロールするのである。


そんなことをしたって、物理的には空間の変化はまるでない。

だれにも迷惑をかけることはない。


ただ、「自分から見える世界」には、少しの変化を加えることができる。

そして、自分の力を発揮するかどうかの分かれ目は、「自分から見える世界」がどう見えているかにかかってくる。


「ここは自分の活躍する空間である」という意識が、自分からその周辺の見えている空間へと広がり、そして、1階、運動場、2階、3階…、と全体へ広がっていく意識をもってみよう。だんだんと、本来の自分の感覚が戻ってくるはずである。


そして、自分の感覚をつかんだら、力を抜いて「よしっ」と心の中でつぶやこう。


あなたの教師人生が確かにここから始まる。


自信をもって校長室へと歩いていこう。


(続く)


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