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NLP初任者通信№9<人と人との関係をきめるもの>

おはようございます。

大阪市立公立小学校教員の丸岡です。

脳科学・coachingをこれまでの教育実践にブレンドし、新たな教育・授業を開発し、教師のやり方&あり方の両面からアプローチしたり、教材開発×道徳見つけ×coaching×NLP(実践心理学)という今までにない道徳授業開発にも挑戦中したりしています。

先日のNLP初任者通信№8では「NLP初任者指導通信№7_<相手から信頼を得る3種の神器>」というテーマでお伝えさせていただきました。あいずち、うなづき、そしてバックトラッキングを使って相手の信頼を得るという話でした。

本日は、NLP初任者通信№9をお届けします。本記事では「人と人との関係をきめるもの」というテーマでお話していきます。


それでは、どうぞ。


NLP初任者通信№9<人と人との関係をきめるもの>


面談を終えてからは、いよいよ4月の初日に勤務となる。


ここでは、あなたを含めた本年度赴任するメンバーでの初顔合わせの場となる。多くの場合、校長室に集合し、あいさつの時間を待つこととなるだろう。


ここから、本格的にあなたの勤務校での時間が動き出す。少しずつ、少しずつ、信頼を貯めていくこととなる。


緊張してなかなか声を出すことが難しいかもしれないが、必ずあいさつをするようにしよう。この場合「自分が後から入室するパターン」「自分が迎えるパターン」の2種が存在する。


自分が後から入室した際には、着席する前に「○○(前所属)から来ました××(自分の名前)と申します。よろしくお願いいたします。」と、あいさつをしてから着席するようにしよう。あいさつのチャンスは自分からつかんでいく。おそれずに、自分から声をかけていくようにする。


また、自分が迎える場合には、前所属先や自分の名前を伝えることはできないかもしれないが、「おはようございます」と自分からあいさつをするようにはしよう。


さらに。


校長室で8人とか10人とか大人数の場合は、なかなか会話をすることも難しいだろう。しかし、せめてとなりに座っている方とは会話をするようにしよう。そして、もし可能であれば、少しずつ会話を広げるようにしていけばいいのである。


とはいえ、はじめて話をする人と何を話をすればいいのかわからない、という人もいるだろう。


そんな時には、例えば、次のような会話をしてみる。


「どこから(前所属)来られたのですか?」

「何年ほどお勤めなのですか?」

「(学校まで)どのような道で来られたのですか?」


などなどである。


それらを切り口にして、会話を広げていく。


校長室に入り、あいさつまで少しの時間がある。

そこで、大きな声で盛り上がる必要なはないが、できるだけ会話の量を増やしておくことをお勧めする。


なぜか。


それは、人と人との関係は「コミュニケーションの量」によって決まるからである。


心理学の用語では「ストローク」という言葉がある。


NLP用語:ストローク
「その人の存在や価値を認める」働きかけのこと


わずかな時間であっても、初対面という貴重な時間である。

そのときに、できるだけストロークを送っておくのである。

そうすることで、少しずつ信頼関係をつくっていく。

そうすることが、今後のあなたの仕事の成果を分ける小さな分かれ道となっていく。


ちなみに、ストロークは、次の4つのものがあるといわれている。


「接触」のストローク
触れる・撫でる・手を差し伸べる等


「承認」のストローク
ほめる、認める、ねぎらう等。


「肯定的」ストローク
人による受け止めの違いを踏まえ、自分もしくは相手が与えられて気持ちのよいもの


「否定的」ストローク
自分または相手が傷つく、嫌な感じになるもの


この「ストローク」というスキルは、こうした初対面の場面はもちろん、学級経営や職員室でのふるまいにも十分に活用できる。


ぜひ、頭の中に入れておいてほしい。


次号は、着任式のあいさつ(職員室編)というテーマでお届けしようと思う。

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