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2023年の写真から

写真のフォルダを見ながら2023年のふり返り
#今年のふり返り

1月
新しいかたちの仕事をはじめて3ヶ月目、怒涛の繁忙期と覚えることの多さに慌ただしかった毎日だった。
クッキーアンドクリームのアイスを食べている。最近単体で見かけなかった味。クッキーアンドクリームの引力からか、似たような色のスニーカーとニットを買っている。
年が近いいとこたちや職場の人とご飯を食べてパフェを食べて、そのとき昨年までのどこか晴れないお出かけが一層緩まっていくのかなと思った。

2月
草の上にうっすら雪が降っている。寒い冷たい外の景色。
レモンケーキ、私が描く犬のかたちのクッキー、ホットク、スコーン、チョコバナナのクレープ。きなこをまぶしたような石、室外機の群れ、似顔絵、
髪を切って、梅の木を見ている。梅を見たあと蕎麦屋さんでカツ丼を食べて喫茶でケーキを食べている。
1年で寒い月に写真が温かくてこの時期のやわらかさと甘さが恋しい。

3月
プリクラを撮りに並ぶ3人。あのときは小学生で、卒業後はバラバラだったから、プリクラを撮ったり旅行にも行くタイミングが取れなかった。
今度はトランクを押しながら前を歩く2人。美術室で話していた後ろ姿そのままだった。
場所や時間が変わってもいろんな話の共有ができるのは今の時代でよかったと思える。
親しい人から作品を買ったり、本や張り子をもらった。
花びらのかたちをしたキンパ、桜の花、明るい色のブーケ。

4月
なつかしいかおがならぶ。誰ひとりとして同じ道をたどることはないこと、それぞれの良さを大事に進んでいるひとたちで心からすごいなと思った。うまい言い方が思いつかなかったけど、あなたたちに何かが降りかかるなら少しでも私の皮膚を差し出したい。
緑の花、誰かに宛てた私の字、大きめの絵に苦戦する手元、新居の情報、上着を脱いで持ち歩くひとたち、くるくるのかわいい髪のあなた。

5月
私の親せき、パートナーとのバーベキュー。難なく受けいれてもらって、わざわざ言わなくたって私の大事なひとだと、よかったね。
文学フリマの戦利品、私の横顔の写真、サイアノタイプと植物。


6月
新しい本棚がきている。寝られなくていつも見つめる窓ぎわ。伸びた髪の毛をハーフアップにしている、ショートにしたいらしい。ビーズやガラスの指輪、棒のアイス、あじさい、彫刻たちと友人、桃、折坂悠太さんのライブの配信。

7月
出かける前のツーショット、夏の切手、つやのない銀の指輪。
タンクトップとピザとゲーム実況。テレビがないので、食事のときはゲーム実況かNETFLIXを見る。小学生のときは大体ポケモンをやっていた、大人になってもゲームをしたり見ることで息抜きできる。

8月
近くのカフェの美味しかったキッシュとカフェラテ。ご飯はひとりでもゆるく過ごせる場所がいくつかあるといい。
群青とフラミンゴのようなピンクの雲空、パートナーのご家族との散歩、土偶のブローチ、いくつかのアイスコーヒー、開襟襟の白シャツ、コロナの陽性の印。黄色に光る稲穂、旅に出る茶色いうさぎ、見上げる月。

9月
まだ暑いから白と紺のボーダーを着ていて、一緒に船を見て喫茶に行く。
回転寿司を目の前に笑顔。昼ご飯に納豆巻きを食べる発見。黒い服を着てオムライスを食べる。
大事なぬいぐるみとゴールデンレトリバーの子。私の髪とよく似た画面のなかの人、次また元気でお会いしたい人。