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【フリーランス・経営者向け】時間は有るけど仕事が無い人へ

私が開業して間もない頃。
時間だけはたっぷり有った。
しかし、仕事が無かった。
今、そんな状況な人は読んで欲しい。


SNSだけで仕事を獲ろうとするな

SNSを使った広告戦略やブランディング活動は重要だ。
特に物販とは相性が良い。
しかし、もしあなたの事業が物販ではないのであれば、重要視するべきは「営業活動」だ。
ただし、泥臭い営業活動をすれば良いというわけではない。
「営業をしない営業活動」をするべきだ。

営業をしない営業活動

私の言う「営業をしない営業活動」とは、自らプッシュしてアピールをしない営業活動のことだ。
重要なのは「買ってくれ!」と声を掛けるのではなく「売ってくれ!」と声を掛けられることだ。

これを実現するためには「圧倒的な商品力」が必要だと思われ勝ちだ。
しかし、現実として「圧倒的な商品力」を持っている企業など、ほとんどいない。
殆どの企業の商品やサービスは、「少し悪い」「普通」「少し良い」に分類される。
要するに商品力自体に大差はない。
まず、ここを嫌というほど理解する必要がある。
「商品の差別化」などといったものを突き詰めているとアッという間に時間は流れ、モッツァレラチーズのように運転資金が溶ける。
商品の差別化など、会社を十分に強くした後にやるべきことだ。

それでは、何をウリにして仕事を獲得するのか?
それは、信頼感と人柄だ。
世の中の同商品にそれほど個体差がないのであれば、買うものを決めるのは人間の心となる。
むしろ殆どの人は、人間の心に届いたものを買う。
経営者が好んで買うのは、信頼感のある人の商品、人柄の良い人の商品だ。
結局はここに落ち着く。

経営者のみが集まる団体へ入る

信頼感と人柄はどうやって獲得するのか?
それにはまず「他人から推薦される」ことだ。
経営者は、信頼する他の経営者から紹介された人を信頼する前提で迎え入れる。
つまり、経営者から推薦されることを目指して営業活動をすることで「売ってくれ!」という声掛けが増える。

書いてしまえば簡単なことだが、実際には「推薦される」というのは難しい。
まずはたくさんの経営者と知り合わなければ、何も起こらない。
そんな時は、経営者のみが集まる団体へ加入するのが一番手っ取り早い。
例えば、以下のような団体がある。

・商工会および商工会青年部
・商工会議所および商工会議所青年部
・青年会議所(JC)
・ライオンズクラブ
・ロータリークラブ

他にも各地域特有の団体も有るかと思う。
年齢層なども異なるので、自分に合った団体を選ぶと良い。

逆に選ばない方が良い団体の特徴は以下の通り。

・目的自体がビジネスの拡大である団体
・研修のみで体を動かす活動がない団体
・積極的に活動していない団体
・特定の業界人が集まる団体

団体の目的がビジネスの拡大である場合、ただの社交場になり勝ちだ。
ボランティアやイベントなど、体を動かす活動がない団体は人間関係が盛り上がらない。

各団体の活動にフルコミットする

各団体の活動の中には、何かのイベントを企画して実行するようなものがあるはずだ。
こういったものに全力でフルコミットすると良い。
同じ目的を共有し、その達成のためにフルコミットする姿を他の経営者は良く見ている。
それが信頼につながる。
フルコミットが必須で中途半端は時間の無駄だ。

宴会にも参加した方が良い。
こういった場で人柄は伝わる。
実際、宴会の中で推薦や紹介を獲得するケースは多い。

団体のメンバーに商品を売ろうとしないこと

経営者は経営を続けるほど、広い付き合い関係が構築される。
あなたが売っている商品は既に持っている可能性が高い。
団体のメンバーに営業して商品を売るようなことをしないこと。
やればやるほど嫌われる。

逆に団体のメンバーから「売ってくれ!」と言われたら、喜んで売る。
その結果が他の団体メンバーの評判につながる。
結果が良ければ、推薦、紹介に加速が掛かる。

営業活動は長い目で見る

営業活動の成果は、随分経った後に現れる。
すぐに成果が出ないからと言って、やめてはいけない。
生活の一部になるくらい自然に継続していくのが良い。
営業活動を楽しめるようになって一人前だと思うこと。

無理に売らなくても良い。
経営者達との付き合いが一定以上広がると急速に成果が出始める。
一定を超えた瞬間に加速度的に縦軸が伸びる折れ線グラフのイメージだ。

最後に一つ。
目先の利益に捕らわれないこと。
これを間違えなければ「営業をしない営業活動」は完成される。


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