すごい集中力がある(=余裕がない)だけなのかな?

いまだ杖から卒業できない私だが、席を譲らないのが当たり前という文化にすっかり慣れて、あまりなんとも思わなくなっている今日この頃。
前と違って、棒にしっかり捕まっていれば立っていられるようになったので、だいぶ余裕ができたのだ。

譲られないのが当たり前。
しかし今日は違った。
優先席の方は立っている人でいっぱいなのを見て、反対側の棒に捕まろうと歩いて行くと、顔を上げてこちらを見ている人がいる。
どうぞ、とにこやかにすぐ立ってくれた。ありがとう青年。
優先席でもないのに譲ってくれるとは、超珍しい。優しさがうれしい。
日本の未来はまだまだ明るいぞ(>▽<)。
「ありがとうございます」と会釈をしていると、反対側からささっときたおじさんが素早く座った。
思わず青年と顔を見合わせてしまった。
あまりのタイミングにちょっと笑ってしまった。
そうしたら横に座っていた青年2も驚いた顔をしてすぐ立ってくれた。
青年2は立った後も振り向いておじさんをじっと見てたけど、おじさん全然気づいてなかったね。
「ああ〜今日も疲れた。どこか席あかねーかな。あ、あいたあいた」
ってそれしか見えてなかったのかな。多分そう。
まわりが見えていて思いやりのある青年たちは、きっと仕事もできて、モテるであろう。
青年たちに幸あれ(⌒▽⌒)。
おじさんは、まあよほど疲れてたんだろうけど、席を譲ってくれた青年たちより年上なんだから、もっと人間的なゆとりを持っていて欲しかった。中年の人が自分のことだけでいっぱいいいっぱいなのをみるのはかなしい。


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