17日目 ヤマトナデシコを見た(かも)。

夜8時半。杖をついて電車に乗ると、今日も優先席はいっぱい。

座れなければドアの横の角が体が安定していいんだけど、人気の場所。コーナーにはいずれも人が立っている。

私がつかまった棒の横のコーナーにも女の子が立っていた。

その子はちらちらっと私を見て、優先席の方を見た。

そして次の駅でその子は降り、そのままホームのベンチに座った。

何か用事があるようにも見えなかったし、具合の悪いようにも見えなかった。なんだろう?

はっ。

もしかして、コーナーを譲ってくれたのか!?

「コーナーをどうぞ」って言うのも変だし、そんなこと言うのも恥ずかしいし。でもこの人足悪いのに座れなくて大変そうだし。

って思って、さりげなく譲ってくれたのか!?

ちょっと派手な女の子だったけど、なんて奥ゆかしい優しさ。

暖かい気持ちになった。

ありがとう、派手な女の子!

もしかしたら気のせいかもしれないけど、勝手にそう思っている(^○^)。





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