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「君が代」   森井啓二・増川いづみ

選んだ理由
君が代の謎解きのこの本。以前知人が、話していたので心に留まったのだが、なかなか手にする機会がなく今になってしまいました。年の初めの一月に読んでみようと思います。著者は、森井啓二氏で解説を増川いづみ氏でまとめている。とても気になる本だが、今の私に一番目に留まったポイントをまとめてみたいと思う。

①君が代に込められた思いについて
君が代には、人の意識をエネルギー領域に導き、読み解いていく為の様々なヒントが隠されている。そして、そのヒントさえも注意深く見なければ分からない様に隠されているのである。
物事の背後に存在する無限の領域に存在する真理や叡智は、言葉で表すには不完全であり、完全に理解できるものではない。説法からではなく、自らの智慧をもって悟る事が重要である。十分な準備が出来ていれば、ほんのわずかな所作でも悟りのきっかけになる。
今、多くの人が次元上昇に伴って、自分たちもアセンションするかのように思っているが、日々の神に向かう心を持った実践の積み重ねが何よりも大切である。

②君が代の確信部分について
宇宙の摂理よりも、字がによるたてまえを重視し、神から一歩離れた現在の世の中の順序を母音で表すと、あいうえおとなる。これには、人をあえて魂の修行の為に二元性の世界に封じ込めていく深い意図が隠されています。
山の頂上に上るように、人も一つ一つ困難を経験することで少しずつ魂が進化していきます。そして、どれだけ多くの体験をしてきたかよりも、どれだけ多くの愛を体験に注ぎ込んできたか、周囲の存在の中にどれだけ神の光を認識できたのかが重要であるとある。
愛の本質は二元性を超えた所に存在する。愛で表現することで、自己と他の境がなくなる。心から海を愛せば、海と一体感がある。
自らの真我、そして宇宙の法則を灯りとしていきなさいと釈迦が言っている。真我の光も宇宙の法則の光も、自分のハートの光である。

③君が代は分離感から解放される一筋の光について
これから地球が急激な変化を迎えるにあたって、多くの人にとっては予想外の困難が起こるとある。人の破壊的・否定的な想念が強まれば強まるほど、宇宙からの光の強さは増していく。今の時代ほど地球上に高次元の光が降り注ぎ、魂を昇華させてくれる時代はない。
光が増大してきたときに、清浄な人はより清浄になる。一方、低次の感情に支配されている人は、降り注ぐ霊光により自分の内部に蓄積してきた不調和の波動が顕在化して混乱する現象を作り出す。
困難とは、魂の進化に必要な栄養素であると著書にはある。

気付き
読めば読むほどに、深い本ですが、私たちが光からはじまり、愛とつながり、心の成長、魂の成長を遂げていく原点となる和歌が、君が代であると著者は言う。

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