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幸福優位7つの法則  ショーン・エイカー著

選んだ理由
以前知人のすすめで購入したまんまでしたが、読んでみようというタイミングが今だったので。

①幸福優位の発見について
私達は、努力すれば幸せになれるということを、学校や社会。両親や生活などから教えられてきているので、努力すれば幸せなれるという思考パターンが身についているのが現状である。
しかし、これには問題があって、成功しても幸せにはなれておらず、勝利を勝ち取るたびに成功のゴールポストはさらに前方に押しやられ、幸せは地平線のかなたへ押しやられている。
幸せは成功に優先するもので、単なる成功の結果ではない。幸福感そのものが競争力の源泉という考え方を著者はしていて「ハピネス・アドバンテージ(幸福優位性)」と呼んでいる。
例えばみんなが憧れるハーバード大学に入学出来たら幸せか?実はハーバードの学生の五人に一人が、生き生きと幸せに過ごしているが残り四人が一度は鬱状態になっているという。他にも、全国の労働者の約半分は現在の仕事に満足していないというデータもある。
ネガティブに注目すればいいのか。ポジティブに注目すればよいのか。どちらでもないと著者は言う。
ただ、人間の脳は、普通の気分の時でもネガティブな時でもなくポジティブな時に最も働くと言われていることが証明されている。 
著者の言う七つの法則は、幸せと成功をつかめたとある。(1ハピネスアドバンテージ2心のレバレッチ化3テトリス効果4再起力5ゾロ・サークル6二十秒ルール7ソーシャルへの投資)著書の中で一つ一つの説明をしている(が、ここでは私の一番響いた箇所を選んで②③にまとめます。)

②ハピネスアドバンテージについて
成功して初めて幸せが訪れるのではなく、幸せだから成功する。
コペルニクス的発想の転換からとらえると、幸福が中心で成功はそのまわりをまわっているとなる。
打ち消し効果については、あるセールスパーソンの事例を用いて説明している。セールスのプレゼンに失敗してしまったらどんあ悲惨な結果が待っているかに注目すれば注目するほど、失敗を自ら宿命づけてしまう。
こんな時は、ちょっとした幸せを見つけ出す事が大事となる。
なぜなら、ポジティブな感情は、知的能力や創造性を増す。そして、ストレスや不安を速やかに消し去ることにつながるからでもある。
心理学でいう、打ち消し効果である。ささいでも、楽しくいい気分になる行動に効果があると著者は言う。この効果は、科学的に実証されている。

③心のレバレッジ化について
マインドセットを変えれば、世界をどのように経験するかも変えることが出来る。これが支点を動かす事だという。これは、状況を変えることにつながる。また、自分が持っていると信じる潜在能力や可能性をてこの長さとし、この二点が現実を変えていくと著書にはある。(ここではザックリと説明)

気付き
お勧めだった著書でしたが、なかなかピンときたタイミングがなくてこのタイミングで読めて良かったです。

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