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マルペケの徒然なるプログラムのお話

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ゲームプログラマである筆者が日々の業務や趣味の中で見つけたプログラム技術について、些末に書き連ねて行こうと思います。枯れた技術も今の技術もごちゃまぜのおもちゃ箱ですが、その中に皆…
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記事一覧

UnityのSceneViewカメラを扱う時に知っておきたい事をまとめてみた

 Unity EditorにあるSceneView。ゲームの世界を構築するUnityの中核となる画面です。このScen…

Marupeke-IKD
1か月前
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VBのデリゲートやラムダ式をC++のDLLに渡す時に色々注意があるお話

 関数の中で非同期処理を行い、その終了や結果を呼び出し元にお知らせしたい。そういう事って…

Marupeke-IKD
4か月前
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Welzlの最小球アルゴリズムを非再帰で実装する

 前回Welzlの最小球アルゴリズムの理屈を説明しました:  最終的なアルゴリズムはシンプル…

Marupeke-IKD
8か月前
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Welzlの最小球アルゴリズム(理屈編)

 沢山の点(点群)を囲う最も小さい円(3Dなら球)を求めたいという要求は色々な局面で見られ…

Marupeke-IKD
8か月前
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4点を通る球を求める

 3次元空間に球を定義する時、普通は中心点の座標と半径を設定します。ただゲームプログラム…

Marupeke-IKD
8か月前
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Open3DのVisualizationにプリミティブを描画(Windows、C++)

 Open3DのVisualziationは読み込んだり加工したモデルをプレビューするのに活躍します。Visua…

Marupeke-IKD
1年前
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Open3DのPointCloudクラスで遊んでみる(Windows, C++)

 前章でOpen3Dの描画機能を使って点群を描画してみました: 少し前知識は要する物の、わかってしまえばシンプルに描画出来ました。これで見える化を確立したので、読み込んだり作成したりした3Dデータを確認できます。  そこで今回は点群データであるPointCloudクラスの機能を色々試して遊んでみましょう。尚、PointCloudクラスが提供するメソッド群は以下のリファレンスにあります:  CodeGenで出力されているので…まぁ何といいましょうか、必要最低限な情報しか無

Open3Dで点群を表示してみよう(Windows, C++)

 前章でWindowsでVisual Studio環境のC++でOpen3Dライブラリを導入する方法について見て来ま…

Marupeke-IKD
1年前
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Open3DをWindowsのC++で扱えるようにする

 諸事情からWindows環境でOpen3Dを扱う事になりました。Visual StudioのC++でOpen3Dライブラ…

Marupeke-IKD
1年前
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Unityで作ったゲームで表示ディスプレイを切り替える

 作業スペースを広げる為PCに複数台のディスプレイを接続している人は沢山いますよね。僕もそ…

Marupeke-IKD
1年前
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Pythonで迷路を描いてみよう(ビビパズコラボ)

 僕は別のマガジン「ビビッと感じる数学パズル」通称「ビビパズ」で数学を主題とした問題を色…

Marupeke-IKD
1年前
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Raspberry Piでジャイロを使ってみる:坂に対するXY軸の傾き(Python, Tkinter)

 前回ジャイロ基板の加速度センサーを用いて静止している時の水平角度、つまり傾斜具合を計算…

Marupeke-IKD
1年前
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Raspberry Piでジャイロを使ってみる:水平角度を求めて表示(Python, Tkinter)

 前回まででジャイロ基板にある加速度センサーから得られる加速度ベクトルをGUIに表示する所…

Marupeke-IKD
1年前

Raspberry Piでジャイロを使ってみる:加速度センサーの値をGUIで表示(Python, Tkinter)

 前回ジャイロセンサーの加速度センサーの値を表示するためのクラス(LevelGraphクラス)を作りました: 今回は加速度センサーの値を取得し続けて、その様子をGUIに表示して見える化してみましょう。 加速度センサーの値を取得する 今回扱っているのはAdafruit社製のジャイロセンサー「LSM9DS1搭載 9軸センサモジュール」です:  このセンサーから加速度の値を得る方法についてはこちらの記事で取り上げました:  ありがたい事に専用ライブラリがあるので値を得るのは