【全文無料】Xの選手権凸を完全自動で30日間運用した結果と感想
はじめに
ご挨拶
こんにちは。Pythonエンジニア兼副業中級者のマルオです。
これが私の初投稿になります。
個人開発者、副業家、アフィリエイターとして赤裸々な現実や副業の自動化に関する知識、またソースコードや自動化ツールなどを共有していきます。
よろしくお願いします。
さて、今回は2023年12月の間のおおよそ30日間で、選手権凸するXの動画垢を完全自動で運用してみました。
実際に試してみて初めてわかったこともありましたので、備忘録も兼ねてまとめます。
使用したアカウントの概要
概要
今回は以下の4つのX(旧Twitter)のアカウントを並行して利用しました。
アカウントや投稿内容としては珍しいものではなく、よくある投稿の形を真似しました。
フォロワー数もそれぞれ50~150程度のアカウントとしては全く育っていないものです。FF比は1:1~1:3程度で、一応はフォロワーのほうが多いようにはしてあります。
また、すべてのアカウントで月額980円のtwitter Blueに加入しました。
ご存知かとは思いますが、Twitter Blueの特典の一つに、
『非加入者よりもリプライ欄で優先して表示される』
という機能があります。それを目当てにしたわけですね。
アカウントの内訳
・FANZAの同人誌/アダルトコミック用アカウント
サイト内のサンプル画像を転載し、最後にアフィリエイト用URLを記載したツイートを行うアカウント
・FANZAのアダルト動画(一般)用アカウント
サンプル動画を転載し、最後にアフィリエイト用URLを記載したツイートを行うアカウント
・FANZAのアダルト動画(ジャンル指定:NTR)用アカウント
サンプル動画を転載し、最後にアフィリエイト用URLを記載したツイートを行うアカウント
・FANZAのアダルト動画(素人)用アカウント
サンプル動画を転載し、最後にアフィリエイト用URLを記載したツイートを行うアカウント
自動化の手段とアルゴリズム
自動化の手段
本業がPythonのエンジニアなので、ここは自作のプログラムを作成して自動化を行いました。
自動投稿のアルゴリズム
アルゴリズムは以下のように構築しました。
①Twitterのリスト機能を使用して、選手権を行っているアカウントのリストを作成する
②このリストのツイートを定期的に取得し、選手権のツイートを自動で識別する。フォロワー数、いいね数、リポスト数を参考に、リプライを送るべき選手権ツイートを選定する
③凸する選手権を決定したら、その選手権の投稿内容をChat-GPTのAPIを通して解析し、FANZAが提供するジャンル一覧と比較して、最も適したジャンルをGPTに選択させる
④Chat-GPTが選択したジャンルに絞り、DMM-APIからコンテンツ情報を取得する。ソート順は「Rank(人気順)」に設定し、売れ筋の商品を優先して選択する
⑤同人誌の場合はサンプル画像、動画の場合はサンプル動画をダウンロードする
⑥動画の場合、2分間に収まるようにトリミングする。動画を15秒から20秒のセグメントに分割し、画面占有率として肌色が多い部分を優先して結合する。これにより、無駄なタイトル画面などが含まれないように自動調整する
⑦サンプル画像/動画が用意できたら、選手権ツイートにリプライする。そして、そのツイートのスレッドにアフィリエイトURLを含むツイートも併せて投稿する
作成した自動化のコードの特徴
コードの特徴としてはリスト化したユーザーのツイートの自動取得ですね。
ご存じの方も多いかとは思いますが、イーロン・マスク氏はXのBotを大変嫌っており、現在は他社のツイートを取得するために月額99ドル(日本円で約15,000円)の料金を支払わないとツイートの取得ができません。
しかし、あるPythonのライブラリを使用することで、Seleniumなどのスクレイピングツールを使用することなくツイートの情報を取得することが可能です。
このライブラリがなければ今回の自動化はできませんでした。
かかった費用と収益について
Twitter Blue x 4
各アカウントごとにそれぞれTwitter Blueに加入しました。
Web版での料金なので、それぞれ月額980円の費用が発生しています。
合計で980円×4=3,920円のコストがかかっています。
(iOSで加入すると1,380円くらいになるため、加入するならWebからがおすすめです)
Chat-GPT API
また、選手権の内容と投稿するコンテンツの内容に乖離が生まれないようにするため、選手権の内容とFANZAのジャンル一覧の情報をChat-GPTのAPIでAIに比較させ、適したジャンルを自動で選択させています。
その費用は30日間で約28ドルかかっています。
日本円にすると約4,200円となります。
この時点でのコスト合計は以下の通りです。
・Twitter Blue: 3,920円
・Chat-GPT API: 4,200円
・合計:8,120円/月
毎月のコストとしては結構重たい金額ですよね。
収益
それに対して、アフィリエイトの合計収益は4,753円でした。
合計
4,753円 - 8,120円 = -3,367円
つまり、3,367円の赤字となっています。
現在の方法の将来性について
結論:将来性はない
1ヶ月目は赤字でしたが、これは想定内でした。
初めからうまくいくとは思っておらず、先行投資としてある程度の損を受け入れつつ、最終的にプラスになることを期待して始めました。
しかし、結論としては、将来性はあまり感じられません。
判断の根拠
理由は以下のとおりです。
・競合相手が強すぎる
既に数万人のフォロワーを獲得しており、安定して50RTや200いいねを獲得するような強豪相手がたくさんいます。
それらの強豪を避けて規模の小さい選手権に凸しても、選手権そのものがあまり拡散されず効果がありません。
新規アカウントがこれらの競合に勝ることは、現時点では難しいと思います。
・投稿するコンテンツの質が低い
自動化しているため仕方ない部分もありますが、人気順だけに頼ったコンテンツでは質を担保できません。
・多少バズっても実際は新規フォロワーを獲得できない
私のアカウントでも、インプレッションが1万を超えることが何度かありました。
しかし、そこから得たフォロワーは合計で4名程度です。
自動投稿しかしていない状態では、フォローしてくるのはおおよそ自動化している同業者のBOTアカウントと思われるものばかりで、実際にフォロワーが増えたとは言えません。
改善すべき点と今後の展望
ここまではネガティブな内容が多く、現在の方法で続けるのは厳しいという結論に至りました。
しかし、実際に運用してみて、いくつかの改善点が見えてきました。
簡単にですが、以下に現在考えていることと今後の展望をまとめます。
①フォロワーを増やすにはどうするべきだったか
結論としては、完全自動をやめるべきだと思います。
フォロワーが定着しない主な理由は、コンテンツの質が低いことと、コンテンツに一貫性がないことです。
この問題を解決するためには、投稿するコンテンツを自分の目で見て決めるべきだと思います。
自分の興味があるコンテンツのみに投稿する内容を絞ることで、同じ趣味を持つユーザーの共感を得られます。
その範囲から大きく外れたコンテンツを投稿すると、タイムライン上でノイズと捉えられ、フォローされない、あるいはリムーブされる原因になります。
ただ、完全に手動で投稿する必要は最初のうちだけです。
アダルトアフィリエイトの定石として、
「売れるコンテンツは何度投稿しても売れる」
というものがあります。
過去の投稿がある程度溜まったら、その中から人気のあった作品を再投稿することで、一部自動化することも可能です。
②運用のコストを下げる
そもそもとして、月額8,120円のコストが発生するという点では、新規で始める副業としてはあまり優れているとは言えません。
このコストは、リプライでの優先表示のためのTwitter Blueへの加入と、選手権と投稿コンテンツの内容を一致させるためのChat-GPTのAPI利用料金によるものです。
選手権への凸を行わず、リプライではなく通常のツイートとして行えば、コストは0になります。
したがって、選手権の力を借りずに自分の投稿するコンテンツの質を高めることで、フォロワーを少しずつ獲得していく方が現実的に継続可能です。
③自動フォロー&自動リムーブで新規フォロワーを確保する
質の高いコンテンツを供給し続ければ、フォロワーは次第に増えるでしょう。
しかし、フォロワーが100人程度(しかもアクティブではない同業者のBOTアカウントばかり)の私のアカウントでは、ツイートが見られるまでに時間がかかるかもしれません。
そのため、ある程度のアクションは自分で行う必要がありますが、私は毎日コツコツと自分で作業するのが苦手です。
上記で述べた通り、あるPythonのライブラリを使用することでフォローとリムーブも自動化することが可能です。
以下のアルゴリズムで自動化を検討しています。
①自分が気に入ったコンテンツを投稿している同業者のアカウントをいくつか探す
②それらのアカウントが最近フォローしたユーザーをフォロワーリストから取得する
③それらのアカウントをフォローし、一定時間(例えば72時間)でフォローを返されなければリムーブする
このアルゴリズムであれば、フォローを返してくれないアカウントは自動でリムーブする事ができるので、フォロー/フォロワーの比率が著しくフォロー過多に偏ることはありません。
そして、自分自身が投稿するコンテンツも自分が気に入ったものを選んでいるため、それらのユーザーが元々フォローしていたアカウントのコンテンツと似た属性のものが投稿されるはずです。
このため、フォローした対象のアカウントも自分の投稿するコンテンツに興味を持つ可能性が高くなります。
もちろん、このアルゴリズムはPythonで自動化が可能です。
本業が忙しいためすぐに着手できるかは未定ですが、近日中に新しい方針で試してみる予定です。
自作のソースコードやツールの今後の配布予定について
ソースコードの配布については現時点では予定していませんが、要望が多ければ公開するつもりです。
また、要望が多い場合は、GUI(画面操作)で操作できるツールの作成も検討しています。
ただし、どちらも完全無料での公開は予定しておらず、適度な価格設定を予定しています。
(正直なところ、多くの競合に参入されるのは避けたいという気持ちもあります…)
この点についてはご理解をお願いします。
まとめ
・4カウント並行運用で、それぞれフォロワーは100人前後で実施
・30日感でコストは約8,000円、利益は約4,700円で収支はマイナス約3,300円
・多少バズっても自動化した選手権凸では思ったよりフォロワーは増えない
・フォロワーの獲得にはコンテンツの質の担保と一貫性が必須
・今後は凸はせず、自動フォロー&リムーブ+半自動投稿のコスト0円でやってみる予定
・要望が多ければコードやツールを配布するかも
最後に
初めての投稿でしたが、いかがでしたでしょうか。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
今後も色々と副業、アフィリエイト、AI、自動化についての内容を投稿していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
記事を読んでいただいた方でソースコードの公開やGUI(画面操作)のアプリを希望する方など、もしいらっしゃいましたらX(旧Twitter)までご連絡をいただけると幸いです。
よろしければXの方もフォローをお願いいたします。
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