見出し画像

【番外編⑵】IELTS overall 7.5までの道のり

こんにちは、maruoです。

前回、unconditional offerを無事貰いました!という報告と簡単にwriting6.5獲得までの試行錯誤を共有しました。
今回はもう少し具体的に、私がIELTSを受ける上で色々と挑戦した事柄をまとめておこうと思います。

どのテキストを使った、などのまとめはたくさんありますが、これは失敗だったという体験談は少ないように思うので、ほぼ失敗だった私の経験談が参考になれば幸いです。


これまでのIELTSスコア

まず、これまでのIELTSのスコアをざっと一覧にしてみました。
初めて受けたのが1回生の時、2019年だったようで、スコアの低さに絶句します。。

2019/6/6     L6.0, R6.5, W5.5, S5.5  OA 6.0(JSAF/大学受験・ペーパー)
2021/2/6     L6.0, R7.5, W6.0, S6.5  OA 6.5(JSAF/ペーパー)
2022/4/30  L7.5, R8.0, W6.0, S6.0  OA 7.0(英検/ペーパー)
2022/6/25  L6.5, R7.5, W6.0, S7.0   OA 7.0(JSAF/コンピュータ)
2023/2/19   L6.5, R8.0, W6.0, S6.5  OA 7.0(JSAF/コンピュータ)
2023/4/27   L8.0, R7.5, W6.0, S6.5  OA 7.0(JSAF/コンピュータ)
2023/6/3     L7.0, R8.0, W6.5, S7.5   OA 7.5(idp/コンピュータ)

2019年、2021年は確か特に目的なく、ただ受けてみただけだった気がします。
2022年の2回は、長期留学に行く予定だったので、そのために受けていました。(コロナ禍でキャンセルになったので不要でしたが)

そして、大学院留学を決めて受け始めたのが、2023年以降です。
個人的には、あと4回くらいは受けないといけないかなと6月の受験時点で想定していたので、2023年以降が計3回の受験で済んで、金銭的にも精神的にもホッとしました。

Listeningの勉強方法

ここからは、分野別に私が試した勉強方法を紹介していきます。

まずListeningですが、正直特に力を入れて勉強はしていません!
早速参考にならず、申し訳ないのですが、強いていうなら日頃の大学の勉強がリスニング力の強化に繋がっていったのだと思います。

私は、国際系の学部に所属していたので、積極的に英語で実施される授業を履修し、ネイティブの先生から英語で学ぶ機会をとりにいっていました。

それに加え、これは3回生から(2022年以降)になりますが、学内の語学支援施設で学生ボランティアとして活動していました。
そこでは、大体多い時で週3回留学生や在学生らと英語でディスカッションをして、英語を使う機会を自主的に増やしていました。

また、これは気持ち的な勉強になりますが、映画を見るときは英語音声はもちろん、英語字幕にして、極力字幕は見ないようにしたり、YouTubeで英米に限らず、いろんな人の英語を聞くようにしたりしていました。
そして、テスト1週間前からは、IELTSに関するPodcastを移動中に聴くようにしていました。
*よく聴いていたのは、下に貼っていますが、IELTS Energyです。


ここからはテストのコツ、みたいな話になりますが、良いのか、悪いのか、受験回数を重ねるうちに、問題と問題の合間に気づくようになりました。

例えば、Part3では、大学教授と学生たちのアカデミックな内容を聞き取る問題が出題されます。
話が複雑で、また1回で3つか4つくらいの質問に答えないといけないので、集中力が鍵です。が、よくよく聴いていると、話の内容が変わるときに若干の間があるんです!
その間が、次の問題の答えになるよ、という合図で、そこを逃さずに聞き取っていくと、会話の聞き取りと問題のフォローが容易になります。

これに気がついたのが、2023年4月の受験でだったので、その後はlistening
は8.0, 7.0と高いスコアを維持することができるようになっていました。

Readingの勉強方法

Listeningに引き続き、readingはほぼ何も対策していませんでした。

ただこれもやはり日頃の大学の勉強で、何枚もの英語文献を読んだり、英字ニュースを読んだりしていたので、積み重ねで力になっていったのかなと思います。

大学の授業では、国際関係に関する文献をひたすら読むという授業があり、それを履修してからは、特にreadingが伸びたなと感じるようになりました。
その授業を履修していたのが、2回生(2020年)なので、2021年以降のIELTSでreadingが7.5か8.0で維持できているのを見ると、その授業でリーディング力がついたんだと思います。

readingは比較的日本人受験者が容易に高いスコアを狙える分野だと思いますが、ここが気楽に受けられるようになると、その次のwriting前にエネルギーを大量消費せずに済むので、利点が多いです。
また慣れてくると、全問解くのに1時間も必要ないので、ささっと読んで、writing前にお手洗いだっていけます!!これ一番のメリットです。

高いスコアを一時は取れても、問題によっては、何書いているのか全くわからん、ってこともよくあります。
もうそういうときは、仕方ないので、わからん!どうしよう!とは思わず、とりあえず何回も読んで120%理解できるようにだけ努力しました。

Speakingの勉強方法

writingに行く前に、speakingについて先に書いておきます。

speakingのスコアは、私も上下が激しく、試験官との相性もあるので、合わないときは話しているのに途中で「違う違う、それが聞きたいんじゃない」って言われることもありました。(2022年4月に受けた時が一番嫌な試験官でした)

英語を話せるようになり、話すのに慣れるためには、やはり実践しかないです。
listeningの勉強方法の時に出てきた、学内施設での学生ボランティアが確実に私のスピーキング力を上げてくれたと思います。

英語でのディスカッションでは、英語でただ話すのではなく、イベントのまとめや他の学生にうまく話を回したり、自分が積極的に話す必要が常にありました。
最初は、少し緊張するし、慣れないし、戸惑いもありましたが、そうした英語を話さなければならない状況下に自分を置くことで、英語を話すことにはどんどん慣れていきました。

またそこに留学生がいると、尚更知らない表現など学べましたし、英語力を上げたいと思う学生が集まっていたので、在学生同士で話していてもとても身になる機会でした。
そのイベントを週3回くらい継続的に、1年は続けていましたが、授業外での活動は、授業で英語でプレゼン、ディスカッションするときも活かせましたし、そうした日頃の積み重ねがIELTSのスコアアップにも繋がったんだと思います。

あとは、listeningと同じで、テスト1週間前からは向かってブツブツ1人で模擬試験のようなものを毎日行っていました。
特にpart2の2分間ひたすら話す問題が苦手だったので、1日2本は寝る前に解いて、2分間できるだけ話す練習をしていました。

こうした努力は毎回のテスト前に行ってはいたものの、やはり受験時の担当試験官や自分の調子でうまく話せるかは左右されてしまいます
なんかスラスラ出てくる、って時と全く出てこない、って時が交互にあり、大体6.5しか取れないときはうまく話せない時でした。

もうこればかりは原因不明だし、仕方ないので、テスト前は楽しく話そう、とだけ考えるようにしていました。

Writingの勉強方法

そして、ついにwritingの勉強方法です。
まず最初に言うと、6.0をずーーっと取っている間はテキストで過去問といたり、ネットに載っている情報を試したり、いろいろとやりましたが、一向にスコアは上がりませんでした。
ずばり6.5を取れたのは、プロに頼ったからです!!専門的知識のある人からスコアアップを目指すアドバイスをもらうのが、何よりも近道ということに遠回りをして気付きました。

試してダメだった方法は以下の通りです。
・このテキストで6.5取れました!というテキストを買って取り組む
・6.5獲得のための表現を覚える(テンプレートは失点の可能性)
・問題によると思って、それ以上の努力をしない
・アカデミックライティングを勉強してみる(超遠回り)
・Fiverrでライティング添削に申し込む(英語での添削は何を修正すれば良いのかがわかりにくかった)

ダメだった理由は、主にIELTSのライティング試験を正確に理解していなかった、ということだと思っています。
スコアアップのための勉強ができていなかったので、空回りばかりしていたんだと思います。

2023年4月時点でwritingがまた6.0だったことを踏まえ、5月丸々、バークレーハウスでIELTSのライティング指導を受けていました。

大体週1回、2時間、Task1, 2を各2つずつ、指導していただきました。
先生は固定で、いつも同じ方にお願いしていました。

英語を教える先生って、めっちゃ偏見ですが、小さい子に話すように教える人が多いイメージがありました(笑)
ですが、指導をお願いした先生は淡々と話す方で、英語を教えるというよりもスコアアップのためにはこっちの方が良い、という言い方をしてくださるので、自分の英語力の低さにショックをあまり受けずに済みました。

というのも、英語がある程度できる(話せる、聞き取れる)という周りと自分の認識がある中で、これができてない!と言われると、かなりショックを受けます。
もうすでに自分では理解してると思っている文法を一から説明されたり、これはちがう、と添削のたびに言われると、もうやりたくなくなります(笑)

バークレーハウス全体でそうした言い方を避けているのかどうかはわかりませんが、その先生の指導方法はとても私のやる気を引き出してくれ、またついていったら必ずスコアアップできる、と思わせてくれるものでした。

少々初期費用はかかりましたが、今考えるととても有意義な初期投資で、思い切ってお願いしてよかったなと思っています。

具体的に行った方法としては、暗記です。
Task1では、主語と動詞の一致に気をつけ、このデータの時はこの表現を使う、というものをセットで覚えました。
Task2では、パラグラフの構成や書くべきこと、またトピックによって使いたい表現を覚えていきました。
そして、書くにあたってのルールや気をつけるべきことを携帯のメモにまとめ、毎時思い出しては頭の中で繰り返しリマインドしていました。

24時間ずーーーっと頭で再生しているので、正直めちゃめちゃ疲れましたが、それよりもテストの時に学んだことが実践できないことが怖かったので、永遠に考えていました。

コンピュータか?ペーパーか?

両者の利点や比較は、いろんな口コミやまとめがあるので、それぞれ参照してもらえればわかりますが、個人的にもやはりコンピュータが良いと思います。

それぞれの利点としては、
listening:ペーパー受験時の他の受験者のペンの音などに邪魔されることがない
ペーパーでもヘッドフォン使用可の受験会場もあるようです。

reading:利点はないが、ペーパーともあまり変わらない。ただ目が疲れる!!

writing:コピペができるので便利!!
コンピュータ試験の1番の利点はご存知の通りwritingです。

私もwritingが特にコンピュータの方がやりやすかったので、過去4回は全てコンピュータにしていました。

どのIELTS実施機関で受けるか?

IELTSは、日本では英検・JSAF・idpが試験を実施していますが、どこで受けるか、も個人によって意見が分かれるところだと思います。

私は意図せずに3か所でそれぞれ受けたことがあるので、最後にそれぞれの比較をしていきます。(英検はJSAFだと思って申し込んで、テスト当日に違うと知りました😅)

英検

間違って、英検でIELTSを受けることになったんですが、個人的には2度と受けないと思いました。

英検で受ける場合、ペーパーのみ、大きな会場で何百人という人と一緒に受けることになります。
その方法が自分には合っておらず、周りのことも気になるし、集中できないし、スタッフの方の対応がなんか嫌でした。

またspeakingでも、試験官が終始怒っているのか、話してたら遮られたし、「違う違う」って言われたしで、とにかく良い体験ではありませんでした。
スコアも低かったので、私には合わないと判断し、それ以降は受けませんでした。
(これは人それぞれです!!ただ私に合ってなかっただけです。)

JSAF

ほとんどのIELTSをJSAFで受けたんですが、ペーパー受験もコンピュータ受験も共に少人数で、スタッフの方が優しくて、自分にとても合っていました。

特にペーパー受験では、私が受けた時は5人くらいしかいなくて、部屋も広いし、静かでとても集中できました。

コンピュータ試験もこじんまりとした会場で、最大でも8名くらいしかいなくて、少人数が何より良いなと思っていました。
speakingの試験官に遮られることもなく、笑顔で聞いてくれる人が多い印象です。(完全なる偏見と独断です)

idp

JSAFのコンピュータ試験も良かったのですが、試験会場になっているオフィスがとても小さく、少し利便性に欠けていました。
(トイレは1つしかないし、狭くて待つとこがないなど)

2023年4月に、idpが大阪にコンピュータ試験会場をオープンしたので、コンピュータ試験を受ける選択肢が増えました。
4月時点では、それを知らずJSAFで受けて、6月受験時にその情報を知ったのでidpで受けました。

JSAFと比べるとオフィスは広く、個別のコンピュータはそれぞれ高い壁で隔たれており、またまた少人数での実施でした。+ノイズキャンセリング付きのヘッドフォンです。(これは少し聞き取りにくかったが、支障が出るほどではない)
speakingもフレンドリーな試験官が実施してくれて、スコアも過去一でした!!

利便性という点から次も受けるなら、idpにすると思います。

完全なる個人的な意見とスコアが良かった、悪かった、という偏見でしかありませんが、個人的にはidp・JSAFがオススメです。


4技能別に私が試した方法を紹介してきましたが、少しでも詰まったり、もうこれ以上できることはないと悲観的になったときは、ぜひプロに頼ることを検討してほしいです。
最後まで謎のプライドと自信からギリギリまで、レッスンを考えませんでしたが、こんなに辛い思いするならもっと早くお願いすれば良かったと思いました。

conditional offerをもらって、大学卒業後にすぐIELTSがクリアできれば、残りの渡航前期間をインターンや他のことに使いますし、何より精神的負担を考えれば、早くクリアすることに越したことはないです。

ここまで長々と書きましたが、私の後悔と失敗が少しでも参考になれば幸いです。
これから進学プロセスに挑まれる方には、同じ辛さを味わわないよう、是非とも賢い選択をしていただきたいです。

読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?