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寿命は幸福と比例するのか?

人生100年と言われる今は、きっと近年にない幸せな時代だと思う。

幸せって、期待を超えるよかったことがあるときに感じる

主観的なもの。だから人それぞれ違います。

今がきっといちばんしあわせって考えているのは

じつは 寿命がぐいぐい伸びているから。

親の生き様を見てきた昭和ヒトケタ前後の人が80代以上になって

「オレってこんなに元気だ!」「わたし、もうちょっとやれるかも」

って思えるし

もっているお金で、すてきなもの、楽しい体験を味わうことも

そして、まだ人的にも資源的にも制度的にも大丈夫そうな

医療や介護も受けられる。

(ここまでしてくれるんだ〜)って思うから

「ありがとう」って言ってくれるし

うれしいことがあったら涙もでる。

本人が望む看取りも実現することができたら

残された人々の心に生き続ける。

もうこのあたりで終わりか・・・と思った以上に

元気で長生きができている今。とても幸せです。


ところが、これからは?


100年の人生だよと言われて、

100年をゴールにしたライフプランを見直して

軌道修正をしている50代、60代。(わたしもそう)

あと4〜50年分のしたいこととしなければならないことを描き

息の長い人生を・・・と思っていたら

意外にも、病気になってしまったり、強制リセットさせられたり。

最悪、100年どころかあと数年でおわりってことも。

そんな人もかなりの数、でてきています。


100年あるはずの人生がよくて70年、80年に

そして病気になってもほしい医療や介護がどんどん値上がりしたり

優先順位が後回しにされたりなんかして


みんな気付いていないけれど・・・

エッ?これって、100年ないじゃん!

期待や想定していた「老後」という自分が

そうじゃないよ、もう、ここまでだよ

ってことになります。めっちゃ残念じゃない?


今の高齢者と未来の高齢者。

暮らしぶりはきっと似たり寄ったり。

なのに、感じ方が違うのです。

幸福度。


そんなことまで誰も考えたりしてないよ

といいつつ、この新型肺炎の感染対策で経済が大きく変わることで

ビジネスも家族もみんなリセットを強いられるなかで

あとどのくらいもてばいいんだろう?とゴールを考えます。

いえ、考えずにはいられないのです。


どうせなら、何歳まで生きるか という「長さ」の価値を

何歳でもいいよ 今日がしあわせなら という「実感」に

価値基準をおきかえてみてはどうだろう


大丈夫


まちがって100歳以上になったとしても

今日のしあわせを あと 何十年かさねていったら

きっとその未来もしあわせだから。






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