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ソーシャルワイヤーIR説明会(2020/11/30)に参加

 株主手帳さんが主催するIR説明会において、ソーシャルワイヤーが登壇されるということで、オンラインセミナーに参加させて頂きました。その内容について、簡単にメモを作成しましたので、当記事で簡単にご紹介したいと思います。
 なお、私の主観に基づき脚色されていたり、意図せず誤認している箇所も含まれる可能性がございますので、ご参考程度にお読み頂ければと思います。またおかしい所や疑問に思われる点があれば遠慮なくご指摘下さいませ。以下が私のツイッターアカウントとなります。

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 なお、当記事の最後に改めて御礼申し上げますが、当説明会参加について個別にご紹介下さった 井村さん@Zeppy には御礼申し上げると共に、株主手帳代表の上田さんにも温かく迎えて下さったことに感謝申し上げます。

1.はじめに

 前段として、直近の決算と株主総会についての当方の記事についてご紹介しておきます。

2.IR説明会(プレゼン)

 開始時間10分前にZoomにて待機をします。本業のサラリーマンとしては日常的にZoomを使っていますが、プライベートでZoomを使うのは稀なので、ちょっと緊張をしてしまいます。しかも株主手帳さんの主催ということで、アナリストや記者の方に紛れることになるため、なんかソワソワドキドキです(笑)。

 時間になると入室が許可され、いつものややリラックスした雰囲気を醸し出した出来る男的な矢田社長が映っておりました。私はもちろんカメラOFFですが、画面表示名を「まるのん」としており、明らかに場違いです(笑)。他の方は〇〇社●●と皆さん基本的に会社名や本名できちんとされています。そんな中、「まるのん」って…(笑)。不審者ですよね。

 そしてゆるりと矢田社長のプレゼンが始まります。このプレゼンは概ね30分程度で、基本的に決算説明資料に沿っており、その内容も決算説明会動画に近しい内容です。

 改めてのメモになりますが、その内容を箇条書きで再整理しておきます。(全然整理出来ていないのですが…(笑))


●デジタルPR
 ・Q2で伸長しているが、営業要員の投資に見合う売上にはまだまだ余地残す。配信数と社数に標準を合わせた運営。月額固定シフトにより配信数伸長を牽引。
 ・宣言明けから急回復。今もその流れは基本変わらず。(但し第三波影響には言及なし)
 
●シェアオフィス
 ・出店戦略をチューニングし都心一等地から郊外ターミナルへ(横浜に新規設立)
 ・コロナ禍影響は当初軽微から足元解約影響+新規鈍化で軟調
 ・解約は大波を超え、中波程度には落ち着きつつあり、大企業のダウンサイジングの取り組みで内覧・新規じわり。
 ・海外一部撤退については、補足的に軽く言及程度。(社内では軽微な扱い?)
 ・全社で上半期でコロナ禍落ち着くの見立てが崩れ、足元で顕在化してきた事は想定外との認識。

3.IR説明会(質疑)

 質問については、進行役を務めて下さっている主催である株主手帳代表の上田さんにチャットでテキストベースで寄せる形とのことで、早速質問を寄せます。流石に場違いのまるのんさんが質問を寄せることに躊躇もあったのですが、失うものもありませんからね(笑)。他のプロの方に迷惑をかける事だけは避けたかったので、その方達の質問を優先してくださいと申し伝えた上でチャットでいつもの長文テキストを送付しちゃいます(かなり遠慮して4問です(笑))。
 コミュ障の私にとってはテキストで質問が完結し、あとは受け身で聴いていればよいのかとほっと一息、安堵です(笑)。矢田社長のプレゼンも終わり、まずは上田氏が質問しやすい環境のため1問質問をされます。いよいよプロの方がどんな質問するんだろう、まぁ私の質問なんて扱われなくてもいいや、くらいに構えておりました。すると、進行役の上田さんから、それでは質問は、まずはまるのんさん!ってご指名です。え、いきなり!?あの長文をどうアレンジして上田さんいいように質問してくれるのかなと、長文を送り付けたことへの後悔が沸き起こってきます。
 しかし、そんな心配は杞憂でした。では、まるのんさん、マイクをONにしてどうぞ~!って(笑)。あ、私、自分でしゃべるのね、って頭真っ白です。あれ、勝手にさっき安堵していましたが、そりゃそうですよね。質問したい人が質問をする、当然のことです。いや、そもそも質問の真意などテキストではわかるはずもないのです。まして、私の文体がおかしい長文では(笑)。そしてこの記事の無駄に長いのもまた同じでして…。
 とりあえず、名乗ります。あれ、矢田社長には完全にまるのんさんも私の本名も身バレしているわけで、まるのんですって名乗ればいいのか、本名で名乗ればいいのか、他の参加者からしたらまるのんって何者!?ってなるし・・・結局たぶん本名で名乗っていたのだと思います。その記憶すらちょっと曖昧ですが…。矢田社長も私が名乗り、一瞬の間があって、あぁっ、ておなりになられておりました(笑)。そりゃそうですよね、まさか弱小個人株主の私が紛れているなんて微塵も思ってなかったでしょうからね。なんでいるの!?って感じでしょう。ここにいて、すみませんって気持ちになりながら、既に質問前からしどろもどろになりながら早速質問です。

 というわけで、ちょっと雰囲気伝わるように無駄にだらだら書きましたが、QAについては、以下の通りコンパクトにまとめておきます。この内容だけでよかったとか言われる気がしますが、ご容赦下さい。

Q
配当政策について(上田さん)

A
安定配当の思いとしては、「持続的拠出」。中間、期末と安定した還元を心がけている。とはいえ、業績連動、キャッシュフロー状況を踏まえての判断となるため、増配を継続できるに越したことはないが、これを約束するものではないという趣旨の回答。
(業績によっては減配もありうるとの感触ですね。とはいえ、安定増配で報いたいという趣旨の事は仰っていました。安定配当=減配はしないということではなく凹凸は様々な状況を鑑みてありうるよということですね。)


Q
配信単価減少について(★まるのん)

A
月額固定へのシフトにより、件数が急伸する一方で件数が伸びればその分単価は落ちる構造。この月額制の比率が高まると自ずと単価は漸減していくことになる。しかしながら、月額固定の場合、オペレーションコストは低減できる要素もあるため、利益面では収益性をある程度担保できる見込み。また、今の不安台頭時代にストックとして月額固定顧客を抱えておくことは、
結果的に好況期が来た際にチャンスでもあり、長期的な持続性という面で後付けではあるが、この狙いに沿って運営している。


Q
退去通告期間を踏まえたシェアオフィスの解約顕在化の状況(★まるのん)

A
解約の大波は概ね出尽くしたという感触はあるが、まだ中波程度の解約は続く可能性もある。一方で注視しているのは新規分の回復。内覧数などからも新規分の回復は顕在化しており全体としてみれば事業としての底は打ったという感触。少なくても上期期中の新規ほぼ0、解約が顕在化してきた雰囲気からは転換している。


Q
海外で残った地域の扱い・意義(★まるのん)

A
海外を見ていく上で注視していたのは、内覧数。この内覧の状況で、今後の収益状況もみえてくるが、今回撤退した箇所は、その先行きメドが立たず撤退した。一方、今回海外拠点を残した所は、現時点ではまだ回復余地があるとみられたところ。しかしながら、完全なるアフターコロナにならない限り、カントリーリスクは高い状況にあるため、適正な面積などを考慮しながら、細々とやっていくことになると判断している。


Q
営業要員の人材投資の効果発現のための課題・期待(★まるのん)

A
現在求められている営業リソースとしてのスキルは実はそこまで高いものが必須という状況ではない。SNSの使い方に明るい若者を主に投入しているが、彼らの中には営業経験に乏しいキャリアの方も多い。しかしSNSの取り回しに明るい若者であれば、案外標準化された営業フォーマットがあれば事をこなせる仕組みにもなっている。今は外部環境としてやりにくさもあるが、これが落ち着けば、一気に生産性も改善するものと期待している。


Q
PRTIMESとの違い・差別化

A
PRTIMESとはキャッシュの作り方としてはほぼ同じといっていい。しかしながら、当社は広報担当者の経験が浅くても、メディア選定から校正などフルサポートで対応する付加価値に重きを置いてきたし、それが差別化になっている。とにかく量を発信するというPRTIMESと慎重に人が介入して(実はAI化もしているが)、オペレーションサポートを手厚くする所に差異があるものと考えている。現状、量という面ではPRTIMESと比して1/5~2/5という程度であるが、質の面を担保しながらやってきたのが当社の特徴。


Q
重大な経営上の課題として何を考えているか

A
SNSそのものがなくなるというリスクがまずある。
(同社はインフルエンサーにコミットしていますからね)
ただこれは今の情勢を考えると不可逆ではないかという見立て。一方、シェアオフィス不要論は大きな経営上のリスク。スタートアップ企業などでは在宅オンリーがありうる一方で、大企業などでは本社集中から分散の流れで一定のシェアオフィスへの需要は残るものと考え、その前提で事業運営を行っているが、例えば大企業においても全部がリモートワーク、みたいなことになればそれはリスク。但し、リモートワーク化出来る業態とそうでない業態とはまちまちと捉えており、大きな顕在化リスクはないと判断している。


Q
独特な社風・文化について

A
会社として量の追求(売上を社内的にはこう表記しているそうです)を最重視している。量を選ぶというカルチャーがとても強い事。それから、評価や機会の平等というものを真剣に拘っている。公正で機会の平等が強みだか、これが故に、パート社員が正社員になって上司になっていたとかいくらでもありうる話であり、これが居心地がいいと思う人と、そうでない人がいて、独特な人が集っていると認識。その上で社長として、常に正々堂々を言い聞かせている。失敗しても怒ることはないが、それがあなたの正々堂々かと問い、自律性を重んじるような経営をしている。
(すぐにビビってしまう私には絶対無理だ・・・)

Q
CAGRと成長達成点の目論見について

A
中計のローリングがまだ開示できていないので、あくまで感覚的な話になるが、売上100億まではアクセルを踏み続ける所存。(従前通りですね)
その上で常にCAGR20%を維持するか(できるか)は明言はできない。
時に減収することだってあるかもしれないし、CAGRが10%になる年もあるかもしれない(10%だって立派な成長と表現)。ただ、売上を抑制し、コストを抑えて利益を出すという行為は、恥ずかしい行為だと思っているのでそういう経営はしない。トップラインに拘り成長をしていきたい。

4.その他所感

 質疑が落ち着いた所で、改めて矢田社長からコメントがありました。特に会社を観て欲しいというのは流動性を供給してくれている中短期投資家からすれば、ふーんという感じかもしれませんが、私が目指す姿としてはそういう株主と共にありたいなと常々感じていますので、いいなと思いました。そういう株主に恵まれるよう、今後もとりわけIR活動については努力を続けて欲しいなと思います。今回はご縁あって、このような場で私は説明を伺う事が出来ましたが、個人投資家により開かれた姿を期待したいです。


・(投資家が決めることではあるが)値札を見ての投資ではなく、会社を観て株主になってもらいたい(矢田社長)
・現状のレンジのガイダンスは幅が広いため3Q決算時を目途として修正開示が必須と考えている(矢田社長)

 一連の内容を踏まえての所感も簡単に箇条書きにしておきます。

・矢田社長はいつも通りフランクに軽快にお話をされていた。(悲壮感や高揚感は特にない)
・デジタルPRには一定の回復手応えがある様子
・シャアオフィスは文言表記以上にリスク含みの印象
・正々堂々という社風がこうある所以なのかと新たな発見(総会対応など一連の過去の出来事や今の役員の経歴等を見ても納得)
・KPIの非連続性としているクレームは胸にしまった(ただでさえ存在そのものが場違いなのに更に場を凍らせるようなことを言えるわけがない(笑))
・会社を観て欲しいという訴えはよかったと思う(もっとオープンに主張したらいいと思う)
・中計策定中の中での今回の文言からみると、中長期的な数値目標は抑制的になる印象(特に利益)
・東証1部上場や優待制度に絡む株主対策には言及はなし(幻の優待になるのか…)

5.さいごに

 今回、株主手帳の説明会については、個人投資家としてご活躍されている井村さん@Zeppyにご紹介で参加させて頂きました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。井村さんが率いるyoutubeチャンネルについても今更ご紹介するまでもないかもしれませんが、改めて掲載しておきます。

 井村さんは、私がソーシャルワイヤーの株主であることを認知して下さり、こういう機会があるけどどうですか、とお声がけ頂きました。なにより、私のような弱小な投資家に対して、こういう細かなお気遣いをして頂けたことを本当に嬉しく思いました。主催者との間のやり取りなども含めて手間をおかけしますし、大変お忙しい井村さんがわざわざ声をかけて下さったことがありがたいですよね。だって、私はこの事実すら知らないので、アクションをされなくても私は気が付くことすらないですからね。まぁいいや、とスルーしてもよい場面でこういう配慮を頂けたご縁は忘れないようにしないとなりません。ということで、せっかく参加させて頂く機会を得たわけですし、私も出来るだけ自分のSNSで共有していくことで、会社の認知向上に僅かながらでも貢献できればと思い、この記事をUPいたしました。

 また、場違いのまるのんさんを温かく迎えて下さった株主手帳の上田さんにも改めて御礼申し上げると共に、株主総会でもあれだけ質問をさせて頂いた中、今回も真摯に質疑への回答をして下さった矢田社長にも御礼申し上げると共に、しれっと紛れていたことをお詫び申し上げます(笑)。

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