ウクライナ侵攻に思う今後の日本の課題

2月24日に、ロシアによるウクライナ侵攻が始まってもう1ヵ月が経とうとしている。

教科書の中や映画の中でしか見ることのなかった戦争の光景を目の当たりにし、世界中に不安と恐怖が蔓延している。

おそらく侵攻が始まった当初は、ここまで長引くとは私たちもウクライナの人々も、当のロシアでさえ想像していなかったのではないだろうか。

ロシアはこれまで数々侵攻をしてきたが、驚くことにすべてを成功に収めてきている。

だからこそ、虎視眈々とタイミングだけを窺っていったのだろう。


今回の侵攻を見ていて、恐怖を感じているだけではいけない。


日本とウクライナの違う点は、まず全国に米軍基地が配備されている。

そのため、いざというときにはアメリカが守ってくれる、と長らく私たち日本国民は考え続けてきた。

しかし、今回のことでわかったのは、詰まるところ自国を守るのは自分たちだけだということ。

当事者意識と危機意識を強く持たなくてはいけないのだと認識させられた。


非核三原則・憲法9条。

大変すばらしい内容であることに疑いはない。

しかし、現在の世界情勢には見合わなくなってきてしまった。

過去に核を放棄したウクライナが、今回攻め込まれてしまったということを私たち日本国民は重く見なければいけない。

軍事力強化の議論をタブー視するのは、軍事力を上げてくる世界各国の中で、相対的に日本の弱体化を招く。攻め込みやすい環境を自ら作ってしまうことになる。

北方領土にはロシアの軍事基地が配備されており、ミサイルも配備されている。こちらの動向を見ている脅威がある。

更には過去に北方領土返還の交渉の際、在日米軍基地を北方に展開しないよう求めている。敵が本気で北海道を取りに来たら、はたして守り切れるのだろうか?

航空自衛隊の緊急発進は、ロシアと中国がほとんどを占めている。

世界的軍事大国が近隣にある脅威を自覚し、「闘う、闘わない」の前段階の「攻め込ませない」ための軍事力を上げる策を真剣に議論したい。













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