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【ふりかえりメモ】Social Mirai Design 2021 第3期終了/第4期へ

Social Mirai Design 2021  激変する時代の未来デザイン (通称SMD2021)が9月26日に終了しました。最終発表で感じたこと、第4期に向けた考え、についてまとめてみました。

SMDとは

SMDは、ソーシャルデザインを実践する人材を育成するためのプログラムとして、2019年からスタート。どうすればソーシャルデザイナーを育成することができるのか?という問いに挑むもので、人材育成の実践の場であり、研究の場として開催してきました。

今期は「これからの時代のコミュニティとは?」を探求する3ヶ月のプログラムとして開催し、16名が参加しました。プログラムとしては、6名のゲスト講師から学ぶ講座を中心に、メンバー同士で問いを深めるワークショップや、課外でのメンバー同士のインタビュー企画なども実践してきました。

各講座の内容

こちらのnoteから各回の内容を読むことができます。

これまでとは違う、最終発表

最終発表では、各メンバーの問いと仮説、その思考プロセスを発表してもらいました。個人的に印象的だったワードを挙げると

・コミュニティはつくらない、コミュニティに目的や理由はいらない
・自分がこの場にいる意味とは?
・つながりは水素結合のようなもの、あるけれど強固でもない
・コミュニティの目的、主催者の想いは、どこまで共有するのか?

(どれも個別に検討したいものばかり。ただ、それは別の機会にして、今回書くのは当日感じたことについてなので割愛。)

これまで最終発表と呼ばれる場は熱量が集まる場だと感じていました。この日に向けて準備をしたり、メンバー全員の前で発表をしたり、とぐっと力をいれるような場だから、そうなるのは当然です。

ただ、今回は違いました

感覚として、とても落ち着いているというか、静かというか。もちろん、発表に向けて緊張していたり、他のメンバーの発表を深く聞いていたり、ということもあると思いますが、どうもそれだけではないように感じられました。

一言でいうと「スタンバイモード

次へ向けた移行状態に入っているようで、たとえるなら、芋虫が蝶々に変わる途中のサナギの状態。大きな変化に向けた静けさ、とも言えるかもしれません。ここでぐっと溜めたものを、これから自分の現場や新しいフィールドで発揮していくのではないか、という予感を感じた発表でした。SMDメンバーの今後が楽しみで仕方ありません。

第4期へ

今年度はもともと1年間に2期開催することを念頭に置いてスタートしました。というのも、受講する側から創る側へ回ることが、SMDの人材育成の特徴だと考えたからです。

創る側の視点としては次の3つがあります。

1.運営側の視点を学ぶ
当日のロジはもちろん、メンバー同士の関係性が生まれていた裏側で、運営者は何を考え、どんな仕掛けをしていたのかを知ることができます。ノウハウというよりも、視点や見方を知ることで、これまでとは違う景色が見えるようになったり、考える際の拠り所が増えたりということが、運営側に立つからこそ学べます。
2.どのように人は学ぶのか、を学ぶ
地域にしても、会社にしても、新たなことにトライするときは学習が必要です。
人材育成、という目的に向けて、誰が、誰と、何を、どんな風に、学ぶのかを設計していく。この経験を通して、特に1人ではなく、チームやコミュニティで学ぶプロセスを設計側から学ぶことができます。
3.人を巻き込むプロジェクトのつくり方を学ぶ
SMD自体が人を巻き込みながら進めているプロジェクトとも言えます。第3期も1・2期メンバーと共に、企画から運営までやってきました。4期も同様にこれまで関わってきたメンバーとともにつくりあげていきます。つくりあげる、といいましたが、それを実際にどうやっているのかを体験できる機会は多くはありませんので、その機会としても活かしてもらえると思います。また、全体のファシリテートをしている丸毛がどんな動きをしているのかを見てもらうことは、見本になるにしても、反面教師になるにしても、何か感じてもらうことはできるかと。


すでに3期メンバーから4期事務局への参加表明をもらっています。第4機となるSMDがどんなものになるのか。企画者でありながらも、とても楽しみだなぁ、と感じています。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!


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