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【講座メモ】青木マーキーのファシリテーションの根っこを育む3時間「きく」

10月から毎月1回ずつ、プロファシリテーターのまーきーさんの講座に参加しました。気をつけないとあっという間に過ぎ去ってしまいそうになる日常。その中で、一度立ち止まり、ファシリテーターとは?を見つめ直す機会をいただきました。

今回は「きく」についての気づきを3つにまとめました。

自分が聞くときにどんなフィルターを使っているのか?

事実や感情、ポイティブなこと・ネガティブなこと、好き嫌い、など話を聞くときに、何を聞いているのか、どんな傾向やクセがあるのか、どんな話題を避けようとするのか、に自覚的になる機会をもらった。

改めて問われると、普段は、自分は相手が話していることのなかで自分が関心があることを聞いているし、感情よりも事実を聞こうとしていたり、することに気づいた。

一方で、ファシリテーターとして関わるときには、話している内容よりも、前後の話とのつながりや、その場の目的と紐づけて話をきいていた。

明らかに聞くモードが、普段とファシリテーターの時とで違う、ということが分かった。

宣言する

最近、一緒にプロジェクトを進めていたメンバーから「まるもは何を考えているかわからない」と言われた。

よくよく聞いていくと、話を聞いてもらっているし、嫌な感じがしているわけではないのだけど、別の丸毛が他にもいて、その丸毛を感じるけど見えないから、何を考えているかわからない、ということらしい。

これは合点が入っていて、僕の中には、ファシリテーターとしての自分、プロジェクトメンバーとしての自分、プロジェクトオーナーとしての自分、がいて、頭の中で切り替えながら話し合いに参加している。

ただ、それによって周りに不信感でないにしろ、ちょっとした違和感を感じさせてしまっていたんだと思い、どうしたもんか、と考えていた。

そこで、このことについて、まーきーさんに聞いてみた。すると、

プロジェクトの一員でもあり、ファシリテーターでもある。それはよくあることだね。そして、ちょっと特殊なことをしているわけ。だから、話し合いに参加しているメンバーからすると「なんだこいつは感」が出てしまいやすい。だから、そういうときは宣言をするようにしている。自分はどう関わろうとしているのか、最初は違和感あるかもしれないけどこういう理由なのでよろしくお願いします。と。

なるほどなと、思った。決して複数の役割で関わることを隠したいわけでもないから、それを明言しておくことで、メンバーも受け止める姿勢や準備ができるわけだ。

これは早速実践していこうと思った。

「きく」トレーニング:ネルソンマンデラの聞き方

①相手の主張を聞く
②他におっしゃりたいことはありませんか?と確認する
③(たいてい話足りていないので)さらに聞く
④他におっしゃりたいことはありませんか?と確認する。
⑤もうありません。がでるまで聞く。
⑥私の意見を話してもいいですか?と確認する
⑦自分の意見を一度だけ伝える。
⑧(解決や合意は取らず)次回のアポを取る。

①から⑤までが「聴き切る」フェーズになっている。 相手がもうないというまで聞くというのは、なかなかできることではないな、と感じた。

ただ、よく考えると、相手の話に耳を傾ける、ということを実践しようとしたら、まさにこのプロセスを通るのだとも感じた。

日常の中でも、ファシリテーターとして関わる中でも、トレーニングとして、実践していこうと思う。


以上。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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