週末飲酒、週明け虚脱

新居に越して、最初の落ち着いた週末を迎えた。

金夜に元同僚の友人と会食、土曜の夕方に馴染みの友人と引っ越し祝いの予定。


金曜の仕事を終わらせ、帰宅してクタクタの体に鞭を打ってシャワーを浴びるなど準備をした。

元同僚の彼から連絡があったのは丁度引っ越しの日、「すごいタイミングだねー」なんてやり取りをしていたら、彼の職場が新居から自転車で3分くらいの場所にあると判明し「すごい奇遇だね….」と感嘆を通り越してほんのり戦慄した。

と、せっかくご近所さんになったから、最寄り駅で飲むことに。

一件目は洒落た小気味のよい立呑屋さん。
山菜の天ぷら、中トロ、ニラのユッケなんかを頂いた。
彼は良い飲み屋に詳しい。また来たいと思った。

二件目は散歩がてら歩いた先で見つけたかぶら屋。安心安定のかぶら屋で、焼き串をしこたま食べた。ほろ酔いで食べるホルモンは良い、山賊になったみたいな気がするから。じゃあ来世は山賊だって言われたら絶対に嫌だけど。風呂とか無さそうだし。

帰り際「また飲もうねー!」と手を振って彼を見送った。


翌日は夕方まで家事諸々。家財道具を揃えるためにニトリへ。7~8年ぶりにニトリに行ったけど、品揃えも品質も値段も素晴らしくて驚いた。なんか前はもっとプラスチックプラスチックしてた気がしたんだけどな。流石お値段以上を標榜するだけある。一気にニトリファンに。無印良品は無理して無印良品してるけどニトリは自然にニトリしている感じ。言ってみてよくわからなかった。


夕方に友人たちが新居に来た。道に迷ったらしいのだけどその理由が「居住の音がしなかった」かららしい。君たちは日頃音で家を探すのか?ファニーなマイメンたちめ。

買ってきてくれたキンミヤを飲む。キンミヤは危ない(酔いすぎて)と熟知している我々は、キンミヤを薄めに割って飲むスタイル。相互がキンミヤにやられてベロベロになった姿を見ているので、その辺はしっかりと。

近況報告から始まり引っ越しのよもやま話、最終的に「物置に物を置くな」という結論に辿り着いた。物置に物を置かないというパラドックス(使い方違う気がする)を実践したい。

と、そこに別の友人から飲みの誘いがきた。以前座組で一緒だった数人たちでこれから近場で飲むらしい。近いしそりゃあ行くわなぁ、ということでその旨を告げると、じゃあ蕎麦食って解散しようとなり、蕎麦を茹でて啜った。わが新居初の料理はざる蕎麦となった。


キンミヤで良い感じに酔いつつ皆が集う居酒屋へ。
約半年ぶりに会う面々と、はじめましての方もいた。
色々話して、色んな話を聞いて愉快な時間でした。

相手が面倒くさめの恋愛感情を持っていて困ってるだとか、もっと本番でふざけたかったとか、大学卒業して即結婚した話とか、課金したくなるくらい笑った。

そして私は酔うと普段より喋るタチなのですが、流石に喋りすぎたと帰宅して反省する程度には喋った。

レモンサワーをまぁまぁ飲んだ気がする。中身のない、空砲みたいな話をずっとしていた。そしてその詳細は、あまり覚えていない。

きっと言葉は土曜の夜空に消えていったんだね(詩的)。

帰り道は竹内まりやの『PLASTIC・LOVE』を彼女の夫風に歌いながら帰った(達郎的)。



明けて日曜日、既に押し寄る週明け月曜日の予兆を感じながら、昨日買いきれなかった商品を買うために再びニトリへ。

2日連続で来たら、昨日より色んな品物をじっくり見られた気がした。慣れね。

欲しかった洗濯機周りのラックと、買うつもりのなかったまな板をリュックサックに押し込み自転車で帰路へ。

途中、川沿いの公園のベンチで青空を眺めてみたり。


ベンチから行き交う人たちを眺めていたら、このベンチから見えるすべての人に、それぞれが(無意識か意識的かかかわらず)自分の主観の下流れる人生を生きているんだよなぁ人類史以来ずっと、という文字に起こしても、今冷静に考えてもいたって当然な事が不意にドーーーンと意識されて、なんとも言えない途方もない気持ちになった。

宇宙ヤバい(?)。


宇宙の塵な私は、とりあえず帰宅してニトリで買ったラックを四苦八苦しながら作った。そして力尽きて日曜と週末が終わった。

楽しい週末の後ほど、強めな虚脱が待ちわびておりまして。


まだ火曜日だけど、心は次の休みに。

締まりがないので、何となく川柳で〆。


 虚無虚脱

   週明け実質

     役立たず


お粗末さまでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?