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終章 そして準優へ(中ー①)

part3 勝負は戦いの前から

2回戦のテーブルに着いた。
対戦相手が到着し、相手が間違いないかを登録名を確認した後バトル準備を始めた。

「当たっちゃいましたねー(^-^)」

と声をかけた。お相手からも

「ですね(^^)知り合い多いから仕方ないですけどね!」

とお互いに気軽に話しながら準備を終えた。
対戦発表の時にもうすでに名前でわかっていたので、特に緊張することなくコミュニケーションを取れた(^O^)

2回戦の相手は

※Xのアイコンをお借りしてます

やまださんだ!!(・∀・)


やまださんはポケカを通して知り合った人で大会等で会ったりした時はよくお話しとかをさせてもらってる仲だ。

アイコンそっくりの見た目と穏やかなオーラを纏ってる人なので、すごく話しやすい方である(⌒▽⌒)

そして、大々的にやまださんの名前を出したのには理由があった!

それは自分が彼に対して....



尊敬と憧れの感情を持つ人だからである!!


その理由は以前奈良で行われた『サウスカップ』という大会での事だ。

やまださんはその大会でベスト4に入賞されたのだが、その時のデッキで使われていたカードが


ウミトリオである(°▽°)


そう!読者の皆も思い出してくれただろう。
このウミトリオは自分の3デッキあるうちの1つ、つまりメインの推しポケモンの1体だ(≧∀≦)

このウミトリオを主軸としたデッキはどうしても強く作れず、自分の成績は散々ではあるのだが、やまださんは違った!

この『サウスカップ』という大会には奈良や大阪からかなりの猛者達が集まってきていた。
そしてその中での独創的なデッキを作ってベスト4に入賞し、見事にウミトリオを輝かせたのである!!

そんな彼に対して『憧れ』と『尊敬』の感情を抱くのは当然と言えよう( ´∀`)

自分もウミトリオを活躍させたくて、その時使っていたデッキレシピを頂戴したのだが難しすぎて扱えなかった(^^;;

強くて変幻自在なデッキを使う彼はまるで彼のようだ...


今度あったら聞いてみよう...

「絶対B型の変化系ですよね( ̄∀ ̄)?」と


さてそんなヒソ..
やまださんと戦うのだ。

ちなみに自分は基本的に強者と戦うのは緊張はするが好きな方だ(・∀・)
なのでもちろん、やまださんのような強者と戦うことは正直に言って


むっちゃ嫌だった(-.-;)y-~~~



だってそうだろう?
今回は自分は先生のnoteを全てにこのシティに臨んでいる。
noteには環境で出てきそうなデッキが対面毎に詳しく書かれている。

しかし、やまださんのような変幻自在のデッキ使いにはまるで効果がないだろう(^^;

普段の勝負なら

「どんなデッキが飛び出してくるんだろう(^ ^)」

とワクワク出来るところだが、今回はシティの場だ!

正直な話、環境デッキ以外と戦うことは誰とだってやりたくないという気持ちだった。
今回、やまださんがどんなデッキを握ってるかはまだわからないが環境デッキ以外を使う可能性を存分に秘めた人であることに違いはない...

バトル準備が終わり、ジャンケンをした。
やまださんが勝ち、そして彼は後攻を選択した...

もうこの時点で嫌な予感しかしない...
そして心の声をそのまま出してしまった...



この言葉を聞いてやまださんは


「いやいや、そんな事ないですよ(^-^)
この通りの見たまんまのデッキですよ!」


自身のプレイマットを指してこう言った。
その時やまださんが使用していたプレイマットはこれだ👇

どっからどうみてもトドロクツキだ( ・∇・)
もしかして今日のデッキは特殊なデッキではなくてトドロクツキなのか?

「あ!いや、確かあれは。そういうことか....( ˙-˙ )?」

思考を巡らせた結果、ある2つの出来事を思い出した.....



1つ目はやまださんがシティの少し前にトドロクツキのSARを集めていたことだ。
その時の内容がうろ覚えではあるが
「あと数枚で揃う...」
とか書かれていたような覚えがあった(゚ω゚)

2つ目はやまださんが前回のシティでLO系のデッキを使って全然結果を出せなかったことだ。
これもうろ覚えではあるが、対戦相手にわざと遅延されて「はぁ〜~_~;」ってなったそうだ。

どちらもやまださんがシティ以前にXで投稿していた内容だったような気がするが、その事をなんとなくだが思い出していた。

そして今やまださんがプレイマットを指し示した意味....


「そうか、わかったぞ!やまださんは前回のシティがトラウマになっているんだ( ・∇・)
だからこそ今回はLO系のデッキではなく、普通に殴り合うデッキ選択をしたんだ。
そしてそれがトドロクツキなんだ!シティ前にトドロクツキSARを集めていた理由もこれで説明がつく...」

と完璧な推理が始まった。
さらに思考は進む...

「後攻を取った理由も納得だ!今のトドロクツキはサポートを使い後攻からでもガンガン殴れる。
後攻から攻めれるデッキはサポートが使える分、先行を取るデッキタイプよりかは事故率は下がる。

そしてガンガン殴るが故に時間切れとかも概ね気にすることもなくなる。
時間切れのトラウマに悩まされることなく、事故も起きにくい、まさにシティにはうってつけのデッキ選択だ(°▽°)」


さらにやまださんはこんな事も口にしていた。

「前回のシティは1回も勝てなかったので、1勝出来てむっちゃほっとしてます(⌒▽⌒)」

おそらく1勝した事で気が緩み自分にポロッとデッキを教えてしまったのだろう...
それが命取りになっているとも知らずに...

しかし、タダで情報を教えてもらったのは何か悪い気がしたので自分も

「今日は完全に他人様のカードやらもろもろで来てます!
超他力本願デッキです(≧∇≦)」

と今まで自分が握ってきたデッキとは違うという情報は伝えておいた!

だが、やまださんに悪いがこの時点で自分の勝利は決まっていたようなものだった( ̄∀ ̄)
それは自分は本当にバレたくない情報を提供していないからだ!

Mさんとのバトルを思い出して欲しい。
トドロクツキは草🌱弱点....
そう自分のデッキにはあの子がいるのだ...





そして戦い方が記されたnote...
トドロクツキ対策はバッチリだ!!
つまりやまださんがトドロクツキで自分に勝つにはnoteの情報を抑え、自分がどう戦ってくるか理解する必要があったのだ。

1番の情報とは大先生のnoteのことだ!



おっと、心の声を鎮めなければ...
やまださんはおそらくこのnoteの存在を知らないまま自分と対戦を迎えるのだから....

「すまない。やまださん、あんた優しすぎたよ....
あんたには悪いがこの試合は勝たせてもらう!
2勝して先に進むのは俺だ!
さあ、俺のアギルダーが火を吹くぜー🔥(`・∀・´)」


静かに開始の合図を待った...


ジャッジ「それでは始めてください」


自&や「よろしくお願いします」


「ミュウVです!」



「カビゴンです!」



「か、かびごん??」



前哨戦はやまださんの圧勝で幕を開けた...

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