夢男⑨〜情事・続〜

私が教えてからは少しずつ、改善が見られた。

前戯も頑張ってくれていた（気持ちよくはなかったけど）

ただ、いつも気になるのは胸はノータッチ（笑）

「俺、おっぱい興味ない」「下着も興味ない」

と言っていたけど、こんなにもノータッチだと何だか虚しくなってくるけど興味ないなら、仕方ないかと諦める。

睡眠

これは本当にびっくりしたのだが…

共通の友達数人とカラオケなどで遊んで、帰宅してからそういう流れになった時に、夢男は私の中に指を突っ込んだまま、爆睡して動かなくなったのだ。

なんか、身体が止まったな〜と私も待っていたが、異変に気づき見ると爆睡。いびきかいてる。

おいぃぃぃ！！うそだろぉぉぉぉぉ〜！！！

自力で手を抜き、ティッシュで拭き…

恥ずかしさと情けなさと悔しさと怒りでなんか悲しくなって一人で泣きながら、リビングでタバコを吸った事を今でも覚えてる（笑）

寝ながら

夢男が珍しく飲み会があり、そのお迎えに行った帰り、ホテルに行くことに。

ホテルのエントランス入る前に草むらに吐きまくっていた夢男。

正直、こんな状態の人とデキないと思っていたし、きっと爆睡パターンだと察していた。

ホテルに入った後、コンビニ行きたいと言ったが流された＆ソファーでぐったりしていたので一人で近くのコンビニに行くことに…。

今思うと、当時の自分の危機管理能力の無さに絶望する行動ですね。

自分の飲み物、夢男も飲みたがるだろうと夢男分の飲み物、朝食、二日酔いに効くようにしじみの味噌汁などを購入し、走ってホテルに戻る（怖かった）

戻ると嬉しそうに味噌汁や飲み物にありつく夢男。

迎えに来てもらって、色々買ってきてもらって。少し罪悪感があったのか、誘ってきた夢男。「酔ってるんだし今日はやめとけば？」と言うも

「大丈夫。大丈夫」と始める。

うん。

腰振りながら寝てたよねｗｗｗｗ

私もびっくりして開いた口が塞がらなかったわｗｗ

「え、眠いんでしょ。寝なよ」

「ん？…起きてるって大…丈夫」

目は完全に開かない状態で、腰だけ振り続けてフィニッシュ。

いや、最後まで出来る事が謎なんですけどｗｗｗ

私は呆然として、何が起きたのかよくわからなかった…。

次の日、「あんなの二度と嫌だから」と言うとヘラヘラしながら「起きてたって〜」

どつきたい（笑）

アフターケア

勿論、アフターケアなんて知らない夢男。

大体は終わったら、「足イテテテ〜」と言いながら、速攻シャワーへ（柔軟性が皆無で体力も無いため、終わると色々な所が痛い痛いと言う。）

布団に戻ると壁を向いて即爆睡。

キスやスキンシップなど何も無い（笑）

終わった後、タバコを二人で吸ったりする日もあったが、私より先に吸い終えて、私より先にベッドに入って、私の事を待たずに寝てる（笑）

付き合って三年目で顕著にそれらが目についてきて

「ねえ。最後のそれ何なわけ？ムードも何もない。超白ける。相手の事ガン無視してんのわからないんか？お前は頭だけじゃなく目も悪くなったんか？」

「目は元々悪いけど…」

ちがう。その話はどうでもいい。（笑）

「こっちは幸せな時間にしたいのに、余韻も感じたいのにアッチが痛いコッチが痛い〜って、雰囲気無さすぎ。どうせ明日には痛いの治ってるんだから我慢しろ。ヤッてた相手に対する態度かそれは。反省しな」

「それもそうだな。俺痛いってよく言ってるね、ごめん」

夢男は付き合ってた４年でだいぶマシな情事ができるようになったとは思いますが…。

学習能力が低かったり元々の思いやりがない人は、どこまで行っても上手くはならないんだろうな…と痛感しましたね…。