キネマと恋人、すっごい

下書きに置いてる間にめちゃくちゃ日が経ってしまいましたが、観劇してきました!!!!

今までの人生で、

自担のっていう理由だけで同じ公演を何度も観に行った、818カゴツルベトラストジュリエット通りマクベスジレッタ俺節マニアック、

ただ機会に恵まれたからという理由だけで観に行った赤毛のアン、タイトル忘れたシベリアのやつ、劇団四季ならCATSとかそういうの全部引っくるめて

断トツで今までの人生の中で一番のエンターテインメントでした!!!!!確実に!


自担出てないのにそんなこと言うの、すごくない?!安田くんがいるってだけで一番な世界で生きてるはずなのに!!!

何がすごかったのかをちゃんと書きたいんだけど、全然書けないのよ、、でも感情的で語彙力バグだけどわたしなりに書きます、noteなんて所詮自己満だし。

まずわたしが一番好きな映画が『カイロの紫のバラ』(1985)と、それのオマージュの『今夜、ロマンス劇場で』(2018)なんですよ。

で、この舞台もまた『カイロの紫のバラ』のオマージュだからわたしが好きなのは観る前から明らかではあるんですけど。

内容としては映画の中の役者に憧れてたら映画の中からその人が飛び出して来ちゃった!でも彼はあくまでも役だから、現実世界にはその役を演じてた俳優も生きてて、、みたいなやつなんです。

ん〜〜、説明めっちゃ下手!

今まで好きだったその2本の映画は、スクリーンの中から飛び出すその世界も、わたしにとってはスクリーンの中だったから引き込まれはしてもそこまでだったんです。

でも今回は舞台だから!ナマモノなので!物語の中から飛び出してくるというかもはやわたしたち観客が物語の中に溶け込んでいく感覚に近くて、本当に3時間半、一緒に梟島キネマにいるような感覚でした。

妻夫木聡の一人二役の演じ分けも圧巻でした。一人は現状に満足している非常にピュアな心を持った時代劇の俳優さんで、もう一人は伸び悩んでるけど夢や自身の軸をしっかり持っている俳優さん。あー、演者の鑑だなあって感じでした。本当に二人とも存在してるんじゃないかと錯覚した。ありきたりなことしか言えないの悔しい〜!


そして、舞台芸術が出来得ることをすべて詰め込んだような舞台でした。

バミリが天の川のようにびっちり貼られてあって、転換の時も完全暗転じゃなくて黒子の格好をしたダンサーさんが、例えば椅子を運ぶ時ならその椅子を使って音に合わせて踊りながら道具出しをしていたり。コンテンポラリーダンスって言うんだっけ。ただの転換なのにただの転換とせずに、ストーリーに色を加えているような転換。

あと何より映像の使い方がすごすぎる!!!

OP映像がある演劇って観たことあります???わたしは初めてでした。映像というよりもはやプロジェクションマッピング。音響と照明と映像と演者と道具出しが全員一体となって出来てるの。

もちろんOP映像だけでなく、映画の中のシーンで使われたりもしてた。

スクリーンの中の世界を、ストプレで演じてる時とスクリーンで映してストプレと口論させたり、本当に練習を重ねてタイミングを完全に合わせないと全部がダメになってしまうような、演じる側なら緊張するだろうなーっていうシーンがとても多かったです。なのに、緊張感を微塵にも感じさせない圧巻のパフォーマンス。

3時間半もあったんですけど、一切長いと思わなかったし本当に息をつく間もなくずっとドキドキワクワクする感じ。

舞台中の台詞に『面白い映画は何回観ても新しい発見があるだりよ』って言ってたんですけど、これは多分この舞台自体のことを言っていると思うので、また観たいんです。。今日から神戸公演で、あと名古屋・新潟とあるんですけど本気でチケット探すか悩んじゃってます。。それくらい良い。。

い〜〜や、最高のエンターテインメント!

思えばこのnoteに綴ってる楽しいことって東京グランド花月とこれだけだし、関ジャニ∞だってサザンだってもはや好きなのかわかんなくなっててもライブは毎回絶対行ってることからも分かるように、わたしは相当ナマモノに対する憧憬がすごいんだと思います。目の前でやってるってだけでテンション上がるじゃん、、

ということで、皆さん!

舞台は良いぞ〜〜!!!!


#キネマと恋人