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Lil かんさいが0番に立つとき|ドリライを見て考えたこと

そういうことなんだな。と思いました。これがドリライの感想です。

一般チケットの恩恵を受けたりお誘いをいただいたりしたおかげで22日も23日も現地参戦することができ、ほとんどモニター越しとはいえ現地であの歴史的なライブに参加することができました。同行してくれたりさせてくれたフォロワーさんに感謝します。

Aぇは2日目にしか出演しないと発表されていたので、1日目の公演の先頭に立ったのはLil かんさいの5人でした。ライブに参加する前の私は「ようやくLil かんさい5人の現場に入れる!!」とただ喜んでいたぐらいだったのですが、公演を経たいま、今回のドリライはもっともっと大きな意味を持っていたなと感じています。

端的に言えば世代交代の予行演習でした。

正直、2日目はもっとセトリの変更があると思っていたので、拓子も、Grandeurも、ムーンライトも、全部全部あの日の幻になってしまうんだと勝手にしみじみしていたんです。ところが2日目も、村上くんの出演やコジケンサンバなどの追加はあれど大きな変更やセトリ落ちなどもなく、心配していたようなことは何も起こりませんでした。

特にぐっときたのが、「ええじゃないか」のセンターで腕をクロスさせて「せーの!」と叫んだのが2日とも斗亜だったこと。このときに感じたのが、そういうことなんだな。でした。


Aぇの全国ツアーの発表もありましたが、きっとAぇは近いうちにデビューします。きっとというか、必ず。
そして次のあけおめからAぇは参加しません。きっと今回のドリライはAぇが関ジュとして参加する最後の関ジュコンだったんじゃないか。

そしてAぇ最後のライブなのにLil かんさいが真ん中に立ったのは、世代交代の予行演習をするため。先輩のサポートが受けられるうちに0番を背負う経験をして、いざ自分たちが関ジュの顔になるとなったとき(例えば今度のあけおめコン)に困らないように、自信を持って先頭に立てるようにという準備としての意味を持ったライブだったように感じました。


それで思い出したのが、ジャニーズWESTがデビューした頃のこと。

ジャニストのデビューはかなり突発的に発表されました。当初選ばれていなかった現メンバーや後輩も放送を見て知ったと言っていたくらいで、メンバー以外は全く知る由もない、予想することもできないデビューでした。

そして関西Jrからは、主要メンバーのうち7人がジャニーズWESTとしてごっそりと抜けてしまいます。そうして、本当にいきなりなにきんの6人が関ジュを背負うことになりました。準備期間なんてなかったと思います。


あの頃の関ジュの痛々しさを思えば、近頃の関ジュの、次にデビューするのが誰かというのが誰の目から見てもわかる体制にもちゃんと意味があるのでしょう。

(もちろん、選ばれた人にしかチャンスを掴めない今の体制を100%肯定はしていないけど、)例えば狼煙の前くらいのタイミングでいきなりAぇのデビューが発表されていたとしたら、Lil かんさいがなにきんの二の舞になってしまった可能性も否定はできません。


その理由として、関ジュの顔というのは突然背負わせるには重すぎるものだということに加えて、次の中堅になるメンバーが育っていなかったことが挙げられるんじゃないか? と思っています。


私、ずっと、なぜAmBitiousがここまで駆け足で育成されて、場数を踏んでいるのかよくわかっていませんでした。Lil かんさいもしたことがない、自分たちだけのタイトルがついたコンサート「梅雨魂」をしたり、先輩がしてきた仕事がLil かんさいではなくアンビに降りたりと、この1年はみるみる躍進していくアンビがとにかく怖くて、悔しくて、焦ったままの時間が続きました。

しかしドリライを経てこれからの関ジュを想ったとき、ああ、アンビを次の中堅役として育てていたのかと急に腑に落ちました。

ドリライ1日目、アンビはこれまでLil かんさいが担っていた中堅の立ち位置についていました。同じようなメンバーで行った2020年のドリアイの関ジュ公演に比べて安定していたのは、真ん中に立つLil かんさいに余裕が生まれたことに加えて、このAmBitiousというグループの存在がかなり大きいのではないでしょうか。

つまり、それでも悔しい思いはありますが、アンビが急激に推された理由は次の世代の関ジュを作るための準備なのではないかと思うのです。

あくまでジャニーズJr.は誰にでもチャンスがある場所であって欲しいので、次の関西からのデビューはAぇ! groupだともLil かんさいだともBoys beだともAmBitiousだとも無所属の子だとも思っていますが、仮に今回のドリライ1日目がこれからの関ジュの姿だとするならば、アンビを育成することはこれからの関ジュにとって必要不可欠だったんです。モヤモヤが少しだけ晴れた気がしました。


そしてLil かんさいはこの夏、スペジャニという舞台と、関西の先輩のバックダンサーを年長者としてやりきりました。

2組に分けられたのはきっとより多くの場数を踏ませるため。とはいえ彼らの休息時間にも気を遣ってほしかったとは思うし、結果として休養が必要になるメンバーが出てきてしまったことは残念でならないけれど、この夏が関ジュの次を担うメンバーたちの育成の大きな足がかりになったことは間違いないと考えています。

(でもこの夏はさすがにオタクもしんどすぎた!! もう繰り返しちゃダメ!!😢)

お兄ちゃんたちにかわいいかわいいされるLil かんさいも好きだから寂しい気持ちはあるけど、これからどんな時代が始まるのだろうと、Lil かんさいが引っ張るあけおめはどんな舞台になるのだろうとワクワクする気持ちも大きいです。絶望しかけたけど、やっぱり未来は明るい気がします。

1日目のドリライの挨拶で、斗亜は「(Aぇなしで)自分たちでこの会場を埋められるか不安だった」と話しました。しかし当落の日、自身の母と姉の落選を知り「あ! 埋まるんや!」と安心したといいます。

その話をしている時の斗亜の笑顔を見て、心から、Lil かんさいを信じてきてよかった。と思いました。だから彼らにもぜひ私たちを信じてほしいし、自信を持ってほしい。Lil かんさいはこれからの0番に立つべき存在だし、もっともっと大きなキャパも埋められるんだよ。


ドリライは久しぶりに関ジュが横一列になれた大好きなライブになりました。

きっとこのドリライを皮切りに関ジュは次の段階へと進んでいきます。これまではずっとこれからの関ジュが怖かったのに、今は不思議と楽しみで仕方ありません。年末年始のフレッシュなライブも楽しみです。


以上がドリライの感想になります。お読みいただきありがとうございました。

なんかかっこつけたふうにこれからの関ジュが〜とか語っちゃいましたが、正直なところ拓子から記憶ないです。CANDY MY LOVE。はあ。どうにかしてください。