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【学びレポート②】みんなちがってみんないい

 学びレポート①では、僕が個人的に学んだことを書きました。

「みんなちがってみんないい」のウラ側

 今回の学びレポート②では、イベントを実施するまでの施策(裏側)をまとめていこうと思います。「これから、自分もマルシェイベントをやりたい!」、「イベントってどうすればできるんだろう?」と思っている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

 読む人によっては、イベントの発案者に対して「言い過ぎじゃない?」と思うような、ちょっと厳しめのことを書いているかもしれませんが、それはあくまでもそれが言える関係性であることと、リスペクトを込めてであることが前提です。僕が自分のことを棚に上げているような印象を受けたとしたら、それはすみません。

 ただ、このnoteは僕の個人的な記録なので、自然と「僕がやりました」という形で、「僕」が主語になっていることはご容赦ください。

 体裁を整えるのが大変なので、文章メインになっています(4,400文字)。読むのが大変かと思いますが、半年間の努力の成果ですので、関心のある方は最後まで読んでいただけると報われます。


①覚悟を決める
②チーム形成
③渉外担当
④SNS発信
⑤出店者説明会
⑥資料作り
⑦危機感を持つ

①覚悟を決める

 まずは発端から。2021年9月頃に主催者から「こういうのやりたいんだけど、公民館も共催になってくれませんか?」という話が来ました。最初はまさかこんなにもガッツリと、自分も主催として関わることになるとは思わず、「共催」という名前を出すことと、当日に手伝うくらいの感覚でOKを出しました。

 しかし、それから会議に呼ばれ、「どうしたらいいですか?」と意見も求められることになり、「これはミスったかもしれない」と、一種の危機感を持ちました。客観的に見て、僕の中では「この人には大きな規模のイベントは絶対にまとめられない」と判断をしていました。でも、本人が「やる!」と言っているので、半ば傍観者として「やりたいのであればいいんじゃない?」と思っていましたが、「ちょっとまずいぞ!」と路線変更。

 「リスクを取って、自分もきちんとサポートする」か「はっきり、”無理です”と断るか」の2択を自分に問いかけて悩んだ結果、「これは、3年間築き上げて来た成果を出す良いチャンスでもあるから、関わろう!」と腹をくくりました。


②チーム形成

 まず始めにやったことは、会議のやり方です。1回目、2回目は、オブザーバー的な感覚で参加していたので、「イベントどうしましょう?」と意見を求められた時に、「なんでこんなにも俺に聞いてくるんだろう?」と思って、「さあ?」と濁していました。

 そもそも、いきなりイベントの中身の部分から入ることに違和感があって、そもそも、ここに集まっている5人のメンバーは「どうして集まっているの?」ということが気になって仕方なかったので、3回目の会議では「自分がちょっとやるか!」と思い、「なんでイベントをやろうと思ったの?」とみんなに聞きました。

 そうすると、「お菓子作りが好きで、これまではイベントに出店するだけだったけど、自分でもイベントを企画運営してみたいと思った」、「柿木を盛り上げようとする人をサポートしたい」という本心が見えて来て、「これはチームになり得るぞ。このチームだったらなんとかやっていけそうだ!」と、安心できました。


③渉外担当

 そして、役割分担についても話し合いましたが、「作業できる時間」、「イベント経験」、「パソコンが使える」という条件を考慮した結果、結局僕が「企画、事務、広報」等々、ほとんどの仕事を担うこととなりました。

 その中でもとても大事にしたのが「渉外」(しょうがい)です。メンバーにも「なに?」と聞かれましたが、「外部との連絡、交渉」のことです。つまりは、イベントの運営メンバーだけでなく、周りの人たちに「イベント頑張ってね!」、「協力するよ!」と、応援していただけるようにコミュニケーションを取る仕事です。

 これが僕が最も大事だと思い、最も得意とする分野です。今回は、「自分も巻き込まれた側」という免罪符があったので、「大変なんですよ」という言い訳をしながら、色んな方に相談させていただきました。

 「公民館」ともう一つ共催になっていた「手づくり自治区」という団体への連絡が上手くいってなくて、「協力できんで」と言われた際にも、メンバーたちと相談をし、手づくり自治区の皆さんに順序立てて説明をしたところ、なんとか事は無事に収まりました。あの時はほんとに疲れました。

④SNS発信

 いくらイベントの中身が良いものであろうと、当日に人が来てくれなければ意味はありません。「集客」は超重要項目です。今回はチラシとSNSを軸にしました。僕のやることが多すぎたので、メンバーから「SNSでも発信しよう」と言われた際に、僕は全く乗り気ではありませんでした。「誰がやるの?どうせ俺じゃない?」と思って黙っていましたが、下手に動かれると逆に心配になって来たので、とりあえず、すぐにアカウントだけ作りました。

 案の定、SNSの発信のいろはも全く知らず、チラシデータを載せるだけで満足している様子だったので、「SNSはきちんと運用しないと誰も見ませんよ」ということで、本格的に運用することに決めました。

 最初はインスタのみでしたが、「出店者さんから、FacebookだとシェアができるからFacebookも作りたい」と言われて戦慄。インスタで投稿したものをFacebookでシェア、そしてそれを自分のアカウントでさらに拡散する戦術を取りました。

 本格的に運用し始めたのはイベント1ヶ月前です。それであれだけできたのは我ながら頑張ったなと誇らしげな気持ちになりました笑。SNSマーケティングはこれまでにもずっと勉強して来て、今回の件で大きな自信につながったので、これからもっとスキルを上げていきたいです。

「みんなちがってみんないい」のインスタ↓↓

https://www.instagram.com/minnachigatte_minnaii5


⑤出店者説明会

 不安要素を挙げるとキリがありませんが、マルシェイベントに欠かせない「出店者」さんについても、きちんと考えていかないといけません。今回、主催者がたった1人でたくさんの出店者さんに声をかけて、1人で「32店舗」ものお店を集めて来ました。このことを色んな人に話すと「それは凄すぎる!」と言われますが、僕もこれはもう偉業だと思います。やはり、ムーブメントを起こす人はそれくらいの突進力があるのですね。

 ただ、問題はその32店舗をどうまとめ上げるのか。そこが僕の渉外力の見せ所です。見せ所と言ってみたもののそんなに大層なことではありませんが、「出店者説明会」と「FBグループ作成」の2つを重要視しました。

 出店者を呼んだものの、当日まで全然連絡がなければ不安になること間違いなし。「出店者説明会」は必ず開催しないといけないと思いながらも、やるべきことが多すぎて後手後手に回って、急遽「4〜5日後にやりまーす」と直前の案内になりました。その後もオンラインでの実施。合計2回やりました。

 全員とまではいきませんでしたが、3分の1の出店者さんと事前にコミュニケーションが取れて「楽しみになって来た!」と言ってもらえたので、良かったです。その後はFBのメッセンジャーグループを作って、そこで情報を流していましたが、たくさんの情報が飛び交って情報過多になってしまった感じだったので、それは次の課題です。


⑥資料作り

 ここも僕の見せ所でした。会議資料、出店者説明会資料、企画書、備品リスト、アンケートフォーム等々、相手に伝わることを意識して作りましたが、実際に伝わったのかどうかはわかりません。運営メンバーには、「すごく分かりやすくて、才能ですね!」と褒められたので、嬉しかったです。


⑦危機感を持つ

 僕はとても心配性です。個人的な活動であれば、「やりたいからやる!」というノリで結構やってしまうタイプなのですが、人を巻き込むようなものに関してはかなり慎重に事を進めます。今回のイベントは、「イベント未経験者」、「Iターン者」、「30店舗」、「コロナ禍」という条件でイベントを実施した場合を想定すると、「絶対に失敗する」というイメージが鮮明に浮かびました。

 それを念頭において、「失敗を最小限に食い止めるには?」という逆算で一つ一つ不安要素を消化させていき、なんとかボーダーラインには達することができたと自負しています。メンバーにも何度も「イベント主催者としての危機感を持って臨みましょう」と伝えていました。

 「なんとかなる!」、「やればできる!」精神を持ちながらも、最悪を想定する危機感を持ち合わせることが大事だと思っています。


まとめ

 これだけ色んな人、色んな箇所に気を配っていても、どこかでボロは出ます。僕は「誰も取りこぼさない」ことを人生の行動指針にしていますが、イベント1週間前に大切な人のプライド、優しさを踏みにじってしまいました。

 大きなイベントをやるということは、それだけたくさんの人の感情を背負っていることを忘れてはいけません。自分の言動を常に客観視して準備に取り掛かりましょう。

 「みんなちがってみんないい」は、吉賀町に来てちょうど3年になる僕にとっては3年間の集大成としての意味もありました。無事に終わってホッとしています。今からは振り返りの時間です。

 調子に乗るつもりはありませんが、「ここまでできるんだ!」という自分にとっての成功モデルにもなったので、これを機に、2022年のこの1年で自分が理想とする人生の形を作り上げるために精一杯励んでまいります。



【SNSやってまーす】


僕の個人のSNSがありますので、よければ見てみてください^^

・Twitter→@Mrymysk0

・Instagram→@yosuke.maruyama


【投げ銭お待ちしてまーす】

 今もすでにいくつかの企画を準備していますが、つくづく「自分は準備が好きなんだな」と実感します。飲み会は、幹事役が一番楽しいと思っています。ただし、今回のイベントにしても、僕はボランティア精神、おもてなし精神が強すぎて、経済面が非常に弱いです。

 「またイベントやって」、「これだけのことをやって凄いね!」と言われていますが、今のままでは来年も同じことをする気力と体力はありません。

 一応、公民館の仕事として関わることはできていますが、元々仕事とプライベートなんて分けていなくて、365日公民館主事として生きているつもりで、頭の中も朝起きてから寝るまで「どうしたらもっと良くなるかな〜」ということばかり考えています。

 もし、今回のイベントの準備や当日の様子を見て、「大変だったね」、「がんばったね」、「おつかれさま」と思ってくださった方は、”投げ銭”という形で労っていただけると、僕はめちゃくちゃ元気が出ます!!!

 2022年は、「金銭的対価を得る」ことが僕の大きな課題で、これを乗り越えなければ僕の理想は実現できませんので、皆さんからの投げ銭をお待ちしています^^

 いつまでも、吉賀町や色んな場所で楽しいことができるように、皆さん応援よろしくお願いします〜!

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