見出し画像

脳出血発症の瞬間【1】

2021.7.27で脳出血発症してから2年の月日が経ちました。
まさか、脳出血するとは全く思っていなかったので、その時の事を、お話ししたいと思います。私は、音楽で30年間仕事をしてきましたが、その1つとして、60'~90'年代の洋楽カバー専門のライブハウスで歌う仕事もしてきました。
これは、その時の様子です。失語症のリハビリのために、前に書き留めていた文章をそのまま載せています。

【脳出血発症の瞬間】【1】

2019.7.27、自分の歌の途中、マイクを持っている右手が下り出し、
『あれっ?なんだろう』と思ったけれど、ちょうど間奏に入った所だったので、マイクを落としそうだったので一回、左手に持ち変えて、でもそんなばすないと思い、もう一度、間奏が開ける寸前に右手にしてみて、歌おうとしたけど、マイクを全然持ち上げられなかったので、すぐ左手に持ち変えて、残りの部分を歌う。
『君の瞳に恋してる』という曲で、お客さんも一緒に踊れることで、私も、いつもの感じで踊りを先導したいけど、もうその頃には、完全に右手が動かず、左手だけで振りをしていて、でもこれはおかしいと思っていても、まだ歌えてること、右手の異変以外、何もないことや、お客さん達も盛り上がっていることで、曲を途中で止める雰囲気ではないことが、頭の中をグルグルと駆け巡り、曲が終わり拍手を貰ったところで、オーナーでギターのHさんに、右手がおかしい事を告げて、1人ステージを抜けて、入り口のマネージャーに救急車を呼んで欲しいと言いました。(続く)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?