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料理と折り紙

料理って、いつかそのうちできるようになるものかと思っていた。

一人暮らししたら
社会人になったら
結婚したら
子どもができたら
必要に迫られて作るようになって、
できるようになるはず。。

でも、ここ数年確かに必要に迫られて作ってはいるのだけど、できるようになる気がしない。
そもそも「料理ができる」ってどういう状態かと言われるとよくわからないのだけど、好きとか嫌いとかは関係なくただ淡々とこなすことができるというイメージ。
そういう意味では洗濯とか洗い物とかは一応「できる」。
掃除も細かいところは大目にみれば。
整理整頓はどちらかというと苦手。

でも料理は圧倒的に「できない」。
淡々とこなすことが難しく、常にいっぱいいっぱいになってしまう。
料理はマルチタスクだし、手先の器用さも必要だし、個人的に苦手ポイントが多い 。
たぶんこれまで料理を作るたびにちょっとずつ苦手だなという気持ちが積み重なって、どんどん大きな苦手意識のかたまりになってしまったんじゃないかと思う。

そんなわけで今日も夕食作りはいっぱいいっぱいだったのだけど、2歳児が折り紙を一緒にしたいというので途中ちょっとだけつきあってみたら、上手に半分の三角に折れてびっくりした。
「そんなんできるの知らんかった!」と言うと、「○ちゃん三角できるよ」とちょっと誇らしげに何度も折ってみせてくれた。

その「できる」という気持ち、これからたくさん経験してほしい。
ちょっと苦手だなって思うことも、苦手意識のかたまりになる前に「こうやったらできるかも」って思えるといい。
もし「できない」ことがあったらそれをしなくて済む方法を考えたり、誰かに手伝ってもらったりすればいい。
まずは「できる」ことどんどんやってほしい。

そんなことを思った火曜日の夜。


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