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【不登校問題】親の真心。#56

昨日の投稿で、娘が大好きな友達を勇気を振り絞って遊びに誘った話をしました。

【不登校問題】学校へ行くよりも嬉しかったかもしれない今日の出来事。#55|まる子のママ|note

誘いのLINEにも、友達からの返信へのリアクションにも、待ち合わせ場所や時間のアレコレも助言を求められ、あーでもないこうでもない、と話をしながらワチャワチャしてました。

相手のお友達も娘と同様、クラスでいうところの大人しい子。
でも、娘の話や、手紙、LINEなんかをみせてもらうと、おそらうウィットに富んだ発想の持ち主で、面白い子。

そう、うちの娘も含め「ちびまるこちゃん」的世界w。

LINEで繋がったのもほんの数日前のことですし、そもそもうちの娘が学校へ行っていないことで、彼女とコミュニケーションをとることさえ超久しぶり。

LINEでの一つ一つの表現も、
「こんな言い方だとそっけないかなぁ」「上からみたいな感じにならない?」などなど、すごーく気をつかって、愛情こめて、私の添削も込みで返信しておりました。

彼女のお母さん。
一度だけ、お兄ちゃんの中学校の体育祭で会ったことがあるんです。

彼女のお兄ちゃんもうちの子と同い年で中学校3年生。
しかも同じ部活だったみたいですが(娘を通じて知るという)、兄同士は友達という間柄ではないみたい。

今年度の体育祭はコロナ後ではじめてほぼ通常通りの開催となり、家族も人数制限なく観に行ってよかったことから、娘にも「行く~?」と誘ってみたところ(この時期は春先でまだ不登校ではなかった)、Rちゃんも行くみたいだから観に行こうかな、と一緒に行ったんです。

その時にRちゃんのお母さんが私に話しかけてくれて、
「Mちゃんのお母さんですか?うちの子、絶対にお兄ちゃんの体育祭なんて行かないって最初は行ってたんですけど、Mちゃんも観に行くって聞いて、今日来たんですよ。ほんと、Mちゃんのことが好きみたいで、仲良くしてくれて嬉しいんです」と。

とても感じのいいお母さんで、私も相思相愛なRちゃんの存在を聞いて、すごーく嬉しかったのを覚えていたんです。
わざわざ私に声をかけてくれて「親の真心」ってやつですね。

そして昨日のRちゃんとのおデートの日。
私は「このお菓子、持っていったら?」とか、頼まれてもいないのに、お出かけ前の娘におせっかいを焼いていたんです。
娘にも「えー、いいよ~」とか言われながらも、食べなかったら持って帰ってこればいいし、とか言いながら半ば強引に。

帰宅後、「お菓子食べた?」と娘に聞いたら「食べたー」と。
そして「Rちゃんも持ってきてたw。お母さんに持っていきなって言われたんだってw。Rちゃんはプリッツだった」と。

Rちゃんのお母さんも「親の真心」渡してたんですね。

娘がRちゃんを誘う時、もしかしてあちらの親御さんが不登校な娘との関わりを嫌がっていたらどうしよう…、なんてほんの少ーし不安に思っていたんですが、親の真心の存在を知って、きっとその心配はないな、と自分に言い聞かせました。

小言を言わない生活を心掛けていると、親の世話焼きも気になってしまうもので、年末年始に両家の実家に帰った時も、やれ肉が焼けたぞ食べるかだの、お酒はいるかだの、これは持っていけ、などなど、「必要な時は自分でやるから、いいから」と心の中で叫びまくりましたが、全て「親の真心」なんですね。

ドラマ「silent」で話題となった「親の真心」を思い出し、子供にとっては鬱陶しかったかもしれませんが、ほっこりした出来事の話でした。

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