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ZOOM F3の改造

これから書く事は改造を推奨する訳でもなく自己責任なので。
今年に入ってから32bit floatでの録音をしたくなりZOOMのF3を購入した。使ってみると録音レベルの調整から開放されるのはすごく楽になるのだが、個人的に音のヌケがいまひとつに感じる(でもこれを一般的にはニュートラルな音と感じるだろう)ので、入力のカップリングコンデンサーを交換する事にした。ただF3を見ての通り、既にコンパクトなため交換部品を入れるスペースがあるかは開けてみないとわからない。実際に分解してみるとネジ数本で思っていたよりあっさり開いた。カップリングコンデンサーはキャノン端子の基板についていたが、キャノン端子の基板を取り外す時はフレキシブルケーブルもついているので傷つけない様に取り外さないといけない。

カップリングコンデンサーはキャノン端子の基板に。

このコンデンサーはファンタム電源を後段の回路に流さない様に阻止するため、耐圧が63V、容量は10uFのものだが、表面実装のもので耐圧からするとかなり小さい。これを高分子ハイブリッド電解コンデンサーに交換するが、63V耐圧でここに収まるものは多分、手に入らないので仕方なく千石電商で購入したサン電子の50V15uFの高分子ハイブリッドにした。耐圧に不安があるが仕方ない。これも自己責任だ。ただ容量は前より増えるので低減は増すかも知れない。で表面実装のコンデンサーをハンダこてだけで外そうとすると必ずパターン(基板の銅箔)を剥がすのでサンハヤトの表面実装部品剥がし用のキットを使った。

交換後

交換後は必ずショートなどしてないか、テスターでチェックする。ヒートランを兼ねて動作チェックを行う。交換した効果は数回使ってみないとわからんが。
4/8追記 早速改造したF3を使ったが前より音の輪郭がクリアになった。この改造は以前もTASCAMのDR-40に行って効果は実証済みではあったのだが、F3にも効果があるのがわかり良かった。

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