友達

ある日、お店のドアを外側から覗いてる人が！

誰だ？と思って よ〜く見ると、若い頃の友達Mちゃん

独身の頃は家に泊まりに来たり、お互い結婚してからも家族で食事したり、仲良くしてた

子供が出来ると、だんだん年賀状だけの付き合いになって、そのうち年賀状も届かなくなって

もう何十年と会ってなかったのに、Mちゃんの顔を見た瞬間に懐かしくて嬉しくて

友達って会う回数や時間じゃないなって

Mちゃんもバツイチだそうで、私より先輩だった（笑）

いろんな事があっただろうけどMちゃんはあの頃のまま、明るく元気だった

定年を迎えたMちゃんがお客さんとして来たいと連絡が来た

ちょうど初回の抗がん剤の副作用が一番強くお店を休んでる時だったから、病気のことを打ち明けて断った

それからもLINEで連絡を取り合ってる

Mちゃんと共通の友達Ｈくんも仲良くしてた

Ｈくん、前に年賀状に携帯番号を書いて送ってくれて、登録したらLINEが繋がって

時々、元気にしてる？って送っても既読無視で（笑）

そのＨくんから、そっちに行くから寄っていい？ってLINEがきた

もちろん！待ってる！って返信

奥さんと一緒に来てくれた

Ｈくんが結婚して奥さんを連れて来てくれた時以来

会うのは２回目なんだけど、話も弾んで既読無視もチクったりして（笑）

Ｈくん、私の年賀状が1人の名前になってお終いになったから離婚も分かってた

お互いの子供の話や近況を報告しあって帰り際

また、こっちに旅行に来る時はMちゃんと私を誘って！
４人で泊まりたい

あんまり懐かしくて嬉しくって、思わず言っちゃった

Ｈくん、いいねって

早速、Mちゃんに報告したらLINEグループ作る？ってことになって

Ｈくん
怖いメンバーだな（笑）って

心配するな！襲ったりしないから（笑）

でもＨくんに病気のことは話せなかった

一緒に泊まったら胸のポート見て、奥さんが気づくかもな…

まぁいいか！

きっとＨくんは、私が打ち明けようが隠し通そうが全てを受け入れてくれると思うから

本当にそんな日が来たら嬉しいなってLINEしたら Mちゃんが、絶対に実現しよう！って

その日を楽しみにしよう！