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包括支援センター(第三章)

毎日の母は、座っていると腰が痛いから横になる、横になると寝ちゃう

『少し歩いてきたら?』と言うと

『杖をつく手が痛いから歩けない!』

『あんまり寝てばかりいると足腰弱くなっちゃうよ』と言うと

『スーパーでカートを押せば、まだまだ歩ける』

『じゃぁ、手押し車を買ってあげようか』と言うと

『カッコ悪いからいらない』

こんな調子(笑)

母にはデイサービスに行け!とか、施設に入れちゃうぞ!ってイメージを持たれないように説明しなくては

なので、介護認定を受けると自立する杖とか手押し車をレンタルできること

デイサービスなんだけどリハビリができる施設もあること

リハビリ型のデイサービスは半日で帰ってこれることを伝えました

あくまで私は『嫌なら行かなくていいからね』を前提に話をしました

母は
『考えておく』だって(笑)

息子と娘からも
『ちょっと行ってみたら?』とか

『おばあちゃんなら社交的だから半日くらい楽しんでこれると思うけどな』

なんて感じで助言してもらうつもり(笑)

次の難関は来週のお休みにお願いしてきた介護認定調査

『お母さんの様子を見に来てもらうからね』と言うと

『来てもらいたくない』

『大丈夫よ!ちょっとお話する程度だから』

私には嫌だ嫌だと言いながら、調査員がみえたら機嫌よくいい顔すること間違いなしだから、この件は当日まで触れずにおこう

その次の難関はかかりつけ医に提出する書類

提出するだけなのか、先生に書いてもらって受け取ってくるのか分からなかったので、医院に電話で確認してみた

母を連れて行き体重や身長を測定し、医師と面談をしながら書類に記入してもらうんだって

その書類の話をした時も
『そんな面倒なことになって』と文句タラタラ

薬をもらうのは2週間先だから、少し早めに行くと言うと『早すぎる』と文句が出るのは想定内として、それに負けずに連れて行こうと思っていたら…

介護施設で働いているお客さんが母に

『いつまでも元気でいて欲しいから、maruちゃんの言うこと聞いてね』って優しく言ってくれたら母の心も少し解れた感じ

自分はまだまだ若い!まだまだ出来る!と思っているのは困ることもあるけど、自分の年齢や出来なくなってきたことを自覚して少し寂しそうに見えるのも愛しおしいような…

いろんな想いがあるけど、私なりにできる限り母の面倒をみたいと思っています









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