見出し画像

未来予想図

 言わずと知れたDREAMS COME TRUEの名曲だけど、何故にこれほど時代を超えて支持されるのかを考えてみた。考えてはみたのだが、ひねくれた答えしか出ない(笑)

 きっとこの歌は、女性が幸せだと感じる理想形なのだろう。思うにシリーズ(未来予想図・未来予想図Ⅱ )に一貫してるのは、女性の方が『わがままばかりで困らせるかもしれないけど、これからもよろしく!』と言っていることだ。だからあくまで女性目線だけで見た場合の幸せの話なのだと思う。

 逆に男目線でみると『?』が残る内容である。仮に男の方が『好きなことをやりたいから、困らせるかもしれないけど これからもよろしく』みたいなことを言った時に、『うんいいよ!』となるパターンはごく稀だと思う。私の知る女性というものは、そんなに献身的ではない。それでも以下の2パターンのいずれかに当てはまる女性なら、そう答えてくれるかもしれない。

 1.母性本能が強めの『病み系』
 2.男の世話が生き甲斐の『オカン系』

 当然大部分の女性はのこの2つのジャンルには属さない。それどころか『何言うてんの? なんで私だけが我慢せなあかんの? アホちゃう?』とやっつけられてしまうだろう。

 女性は持ち上げていた方が色々平和だっていうのは、太古の昔からのセオリーである。でもこんな組み合わせ(わがままで甘えている女性とそれを許容する 包容力溢れる男性)だと、男性に器の大きさが求められるし、決して自分を変わろうとはしない女性サイドの姿勢には、器の小さな私は個人的に釈然としない(笑)
 そういえば西野カナさんの『トリセツ』なんかも同じだった。あの歌や歌い手については、特にヤンチャ系の女子たちから絶大な支持があるけど、きっとあの歌に『そうそう!!』と共感する女性の方々と恋愛ができる男が存在するとすれば、『プリティ・ウーマン』のリチャード・ギアのように、相手を理解し、許し、包み込む包容力が必要となるんだろうが、現実の三次元世界において、そんな男は見たことがないんだよなぁ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?