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【東日本大震災 震災復興10年の成果と課題を俯瞰する】

⬛️土木学会シンポジウム
http://committees.jsce.or.jp/2020_Presidential_Project01/02_sendai

⬛️わたしの所感
オンラインで聴講。
100年に一度の大地震、津波、原発、複合的な大災害だった『東日本大震災』の振り返り。
土木工学・都市工学を学び、鉄道土木インハウスエンジニアの道を選択したわたし。
聴講していると東北の景色が脳裏に浮かんだ。
実際に、東北で三年程度働き、津波により被災した鉄道線区の復旧や流出した橋梁の復旧計画に携わり、地元の行うまちづくりとの整合率を高めるべく地元の声を聞きに現場を走り回って計画を幾度も練り直したことが昨日のことのように思い出された。

創意工夫して過去に例のないものを作り出すべき分野と、スピードと業務効率を重視し過去の類似事例から標準的な設計思想や施工計画を踏襲すべきところ。この二つの考え方に日々苛まれる。
鉄道、道路、電力、ガス、通信、上下水道、河川、港湾、都市計画(まちづくり)の各分野で2つの考え方はぶつかり合いそれぞれの結論が出てきたあと、各分野での横串を刺す作業が必要だが、合意形成は容易ではない。
みんなが東北を良くしたい、早く復旧・復興したいが、自分の分野の積み上げてきたものは崩せず主張し合い、結果凸凹な計画になったりスピード感が損なわれたりもする。
【全体像を俯瞰してヨコ串を刺して旗を降る‼️】
次はそこをもっとやるべきだ。
東日本大震災の復旧復興に関わった人達が肌で感じたことだと思う‼️

⬛️わたしが東北で感じた復旧・復興

ちなみに、次に活かすべきは上述の点だが、総じて東日本大震災の復旧復興は三陸道へのくし状道路の整備によりヒト・モノの支援は早く、復旧復興計画も各自治体とも全国から支援を受けて、判断や動きが早く、民間企業も含めて、何より皆が前向きで現場のエネルギーが凄かった‼️
わたしは、気仙沼線BRT専用道延伸(津波で流出した7橋梁の復旧計画や災害復旧補助金申請)、柳津駅改良計画の策定・立案などに携わった。
お世話になった国土交通省、宮城県関連部署や地元自治体、地域の皆様には感謝してもしたりない。
仙台で共に飲み語った時間はプライスレスだと感じた。
微力ながら関われたことを嬉しく思う。

今後も東北エリアの復興の歩みに注目し、
自ら東北エリアを訪問し続けていこう‼️

⬛️Twitter
https://twitter.com/download?s=13

#土木学会
#東日本大震災
#復旧復興
#丸山史人

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