久々に朝の電車に乗っただけの話

久々に電車に乗った。
しかも、朝の通勤時間帯に乗った。

朝7時台、このあたりではかなり大きなターミナル駅に向かう鉄道。
クソデカい背負子を持っている学生に、ぐいぐいアタックされた。
カバンで。

リュックを前にして座席の前に立つのって、常識?マナー?配慮?
本当のところはまだ良くわからない。
少なくとも自分がやられたら嫌なことはやらない方がいいという持論に基づき、リュックは前にして持つ派閥に所属している。

朝7時半頃、大都市から大都市に向かう路線の始発駅。
始発駅だが、すでに座れない人もいる程度の満員っぷり。
今日起きるのが早く朝ご飯を食べていなかったので、おにぎりでも食べようかと思っていたがそんな雰囲気じゃない。
しばらく人が減るのを待っていると、大都市近郊の都市の駅でかなり人が減った。
隣の席からも人が居なくなったので「今しかない」と思いおにぎりの封を切ったところ、ほぼ同時にかなりの人が乗り込んできており、食べるどころではなくなった。一旦封を切ったおにぎりをリュックに戻した。・・・

しかし、お腹が空いては何も出来ないので、またしても人が少なくなってきた頃合いを見計らって、食べてしまうことにした。
あまり匂いがしない高菜明太だし急いで食べたので許していただきたい。


朝8時半台、大都市から大都市に向かう路線に乗り、移動中。
途中で、元気な小学生たちの、遠足行程にエンカウントした。
小学生の遠足は通例通り皆元気で、当然列車車中でも元気だった。
私は読んでいた本をそっと閉じ、子どもたちのさえずりに耳を傾けることにした。

子どもたちは、いつものクラスメイトと見る、車窓から見える景色にとてもはしゃいでいた。
その中のとある子供が「あぁ、この景色懐かしいわ」と周りに言っているのが聞こえた。
待て待て、そんな人生経験豊富なオッサンみたいなこと言うんじゃない。
まだ最小6歳、最大12でしょうが。

きっと彼は、彼のご家族か誰かが言ったその言葉が気に入って自分でも使うようになったんだろうな。
とか、
小学生でも懐かしいという感覚があるんだな。
ということを思った。

でもそうか、大人の私からみたら物凄く年下の小学生なんだけど、その子からしたら今が一番大人なわけだから、彼の歴史の中ではすでに懐かしいものが存在していてもおかしくないわけなんだよな。

とか考えながら、駅を降りた。
2時間も電車に乗っていたら色々あるわなーと思った。それだけの話でした。

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