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Vipassana 体験記 #4

みんなが気になるであろう点を覚えている範囲で書いてみます。

10日間コースの時間割

午前4時: 起床
午前4時30分~6時30分: 瞑想
午前6時30分~8時: 朝食と休憩
午前8時~9時: グループ瞑想
午前9時~11時: 瞑想
午前11時~12時: 昼食
午後12時~1時: 休憩および指導者への質問午後1時~2時30分: 瞑想
午後2時30分~3時30分: グループ瞑想
午後3時30分~5時: 部屋で瞑想
午後5時~6時: ティータイム
午後6時~7時: グループ瞑想
午後7時~8時15分: 講話
午後8時15分~9時: 瞑想
午後9時~9時30分: ホールにて質問
午後9時30分: 就寝

海外のセンターもほぼ同じ。ほぼ瞑想。

誰しも心配するのが早朝4時の起床だけど、日中瞑想しかしていないし、夜9時には寝るから自然とそのくらいに目が覚める。覚めなくても起きるまでドアの外で鈴をリンリン鳴らされるので…

ちなみに帰る日の夜は近くで結婚式があったのか起床時間までどんちゃん騒ぎで、一睡もできなかった…最終日でよかった。

そのためにインドのセンターを選んだと言っても過言ではない、それは唯一の楽しみ 「食事」

朝:シリアル、ドライフルーツ、甘〜いか甘辛〜いおかず1品、たまにチャパティかプーリ、チャイ、牛乳
昼:チャパティ、ライス、おかず2品、バターミルク
夕:フルーツ(バナナともう1種、メロン、パパイヤ、ブドウ、スイカ、ざくろなど)スパイスで味付けされたナッツ入りのサクサクスナック、チャイ
※チャイはスパイスの入っていないただの甘〜いミルクティ

基本的にベジタリアン。チャイは砂糖入りとなしを用意してある。コース中に体を壊した人がいたから、ノーチリ(辛くない)のおかずも用意してくれてた!なんでもスタッフに相談するといいみたい。食べるものがないとかね〜インド国内でもセンターのある地域によってかなり辛いものがでたりすることも。日本のセンターではカレーなど普通の家庭で食べるような日本食がでるらしい。

おかわり自由。私もはじめのうちはがつがつしてたけど、瞑想が深まるにつれて、それが恥ずかしくなってくるの笑 チャイは毎回たっぷり2杯だけどね。

実は古い生徒は夕方の食事は、レモンウォーター、ジンジャーウォーター、ジャグリーウォーターを好きなだけ。だけ… なので朝特別にフルーツを取っていいようになってるんだけども!そのシステムが認知されているのかいないのか、結構無法地帯。あまりにも目に余る行為の人は注意されてた。私も用意してあるレモンウォーターをペットボトルに入れて持って帰ってたけどスルー。

食欲も睡眠と一緒で瞑想しかしてないからか、結構大丈夫。

水は食堂と中庭に飲料水ステーションがある。

ところで瞑想は?

メインの瞑想はというと、最初の3日間はアーナパーナ瞑想の実践、4日目からいよいよヴィパッサナーの実践に入る。瞑想の方法は、その都度ゴエンカ氏の声でガイダンスを流してくれます。英語、日本語訳のヘッドホンの貸出あり。

アーナパーナで鼻の下に集中させていた意識を徐々にに身体全体をスキャンするように動かしていく。なにかしらの感覚に気付いたら、その感覚を観察する。その感覚を渇望したり嫌悪したりしない。諸行無常。感覚の気持ち良い悪いに関わらず、その感覚はいつかは消えてゆく。それを繰り返すことで意識の奥深くに根付いた苦しみも消えてゆき、最終的に無我に到達する。

5日目ぐらいが噂通りにキツかった

キツさも人それぞれ。私は膿みがわくように嫌悪感が出てきて、休憩毎に枕をぐーで殴って発散してた汗 けれど日を追うごとに、心の中で中指を立てていたカエルの合唱ゲップを優しい思いでスルーできるようになったり、足の強烈な痛みを感じなくなっていた。

先生やアシスタントの方はよく見てくれていて「何か必要なものはないか」「感覚に気づけてるか」「座るのがキツくないか」と気にかけてくれる。

ま、百聞は一見にしかず。少しでも興味を持った人は参加するべし。

参加料金はドネーション(寄付)制

これがこの協会のすごいところ。世界中で行われているコースが全て生徒からの寄付のみを財源としているとのこと。参加しない理由がない!

私が今回行ったインド西部Buhjの近くにあるDhamma Sindhu は本当におすすめの瞑想センター。

昨年出会ってVipassana を私に教えてくれた友人達よ、本当にありがとう。

さぁ、あなたも。

日本ヴィパッサナー協会

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