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イメージチェンジではなくイメージ戻し

ゆるっとしたファッションが好きなのに、カチっとした職業についています。

職業選択の際に、趣味嗜好と仕事の内容が一致するわけではないので、別にカチッとしたファッション好きがカチッとした仕事につくわけでもないし、ゆるっとしたファッション好きはゆるっとした仕事につかなくてはいけないわけでもない。そもそも、ゆるっとした仕事とは何か。ゆるっとして見えて結構厳しいのが社会だ。「こんなハードとは思わなかった」と思わない仕事はない。

ここでいうところの「ゆるっ」と「カチッ」はイメージにすぎません。

例えば、「カチッ」とした職業であれば、公務員とか。

いや今や公務員は「カチッ」のイメージとしては古いかもしれない。最近では「大人数会食」でおなじみ、みたいな結構ゆるいイメージかもしれない。

弁護士とか、裁判官とか「カチッ」のイメージかもしれません。そういった職業とはちょっと違うけれど、私の職業もちょっとだけ固い。

イメージ的にはスーツ着て歩いてる感じ。私もスーツを着て歩くことは多いですが、本当はダブルガーゼのマキシワンピースとかを着たい。庭のお花に水やりをするようなのんびりとした服を着たい。私の家に庭はないけど。本当は髪型だって、アニーみたいなグリグリのパーマをかけたい。イメージに惑わされていつも「ゆるふわ」パーマにしてしまう。そういえば、以前、平成に昭和バブルかっていうソバージュにされたことがありました。しかもロングヘア。あの時は「ゆるふわ」って言ったのに。その美容室には行かなくなってしまいましたが、パーマがへたってきた頃にはいい具合のゆるふわになった気がします。髪については、若い頃に先輩に怒られてからは、一切の遊びがない「黒髪・7:3(イメージ)」みたいな感じにしている。

別に制服ならば悩まないと思うのです。職場で着替えるならば、好きな服で通勤する。けれども、自由服…自由服の不自由さったらない。

「うちは自由なんで」

このセリフの重圧感。それを信じてゆるっとオーバーオールでも着ていったら陰口たたかれちゃうんでしょう?まぁさすがにオーバーオールは、アパレルの方が自社で取り扱った時くらいしか仕事では着ないかもしれませんけども。

結構、試されますよね。「自由」って。

「その職場の」常識に合わないと非常識と言われてしまう。だったら、その常識を先に教えておいていただいて「うちは自由なんですよ。この『自社の常識』の範囲においては」と言ってほしい。だったら、私もダブルガーゼのマキシワンピースでの出勤は諦めます。まぁ、ダブルガーゼのマキシワンピースで出勤しようと思ったことは一度もありませんが。

これは自分の中の常識なのか囚われなのか、社会的なイメージのギリギリを攻めているつもりで、その範囲を出ない保守的な私。

とりあえず、髪をピンクブラウンに染めようかな、イメージの範囲内で。


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