見出し画像

Documentary of AKB48 No Flower Without Rainシーズン1-1、を観た!

制作:2013
監督:高橋栄樹
撮影:角田真一
出演:AKB48

■あらすじと感想
AKB48の初期から前田敦子が卒業するまでのドキュメンタリー。メンバーの恋愛発覚によるメンバー離脱、センターに立つための努力や友情などが描かれている。

■アイドルのドキュメンタリーは初めて見ましたが、スッピンでの練習風景と綺麗に着飾ってのインタビューとの「差」が凄い、と思いました。ここまで本当に撮影が出来ていること、撮影させること、またAKBのメンバーたちは各々にスッピンで撮影されて、それがどのように使われるかを本能的に理解している事が凄い、と思います。テレビも映画もSNSもメディアであり、距離感をよくわかっていらっしゃる、という感じでしょうか。

■ドキュメンタリーを作る側として考えると、これは撮影対象となるAKBのメンバーたちとの戦いだったと想像できます。彼女たちに負けない取材をしなくてはならない、ただ、自分の見せ方を本能的に分かっているAKBメンバー、との関係をいかに壊すのか!が分かれ目だったのではないでしょうか。

■心に残るカットは、前田敦子の卒業公演の後、駅の広告看板を撤去するシーンでしょうか。祭りの後、という感が非常によく出ています。

画像1

■カットバックを多用した海外のドキュメンタリーに近い作りが作品全体を「クール」なものに仕上げているのだと思いました。卒業やスキャンダルなどメンバーが涙するシーンなど感情的なシーンが多い分、この「クール」な感じが効いています。

■許されるなら、このような「見せ方をよく知っている」取材対象たちと勝負してみたい。どんなドキュメンタリーが作れるのか?
裏の裏の裏…。もしかしたら直球勝負!心が沸き立つ感じで臨めると思った。

続きがあるようなので、次回作を観ます!
いつか…(笑)

ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?