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死んだ心の海


何をしても辛くて、苦しくて、

何もかも辞めそうになるけど
周りには見えないように平気な顔で無理に微笑んでいる。

そうこうしてるうちに
そんな自分さえ嫌いになって、

こうやって文字を打つ余裕があるならまだ大丈夫なのかなとか思ったりして

そう思うと余計に人に見せられなくて、また1人で苦しむ。


辛くて苦しい時は出口の見えないトンネルに似ている。

一方で明ける事のない夜のようにも感じるし、
終わる事のない下り坂のようにも感じられる。

それらは全部幼い時に怖かったもので、

今でも夜にトンネルや下り坂を通ると心細くなる。

だから心が辛い時の感覚がそれに似るのかもしれない。



本当の自分を曝け出せない苦しさと、いつまでも周りからの反応に怯えてしまうもどかしさと、無理に笑う自分への嫌気の間で板挟みになって、心が死んでゆく。

心が死んでゆくのを感じながら、わたしはなにもできず、ただ心の中にある空虚な海に浮かんでいる。

きっとわたしは、一生この死んだ心と付き合っていくのだろう。

たとえ1つ解決しても、また生まれる新しい困難に翻弄され、

その度に死んだ心の海に浸りながら、どうすることもできず立ち往生するのだと思う。