切迫早産入院記録【19日目】

深夜0時にお腹がものすごく大きくなって圧迫感を感じる夢を見た。その後目が覚めてお腹の上部が痛いことに気づく。しばらく体勢を変えたりしてごまかしていたが、痛みは強くなるばかりで10分ほど経った時にあまりの痛みで顔を歪めないとやり過ごせないレベルに。

お腹の張りはないし、痛む部分はお腹の上の方だったので胃かとも思ったのだが、あまりにも痛みがひどく万が一重篤な症状だったらまずいと思い、観念してナースコールをした。

ナースコールする前はこれがもし出産につながるような痛みだった場合、33週の早産か？子供への影響は大丈夫だろうか？ここからすぐに大きな病院に搬送されるのか？今日が誕生日か？など、いろんな思いがぐるぐる巡った。そうでなくても転院を余儀なくされて、総合病院で残りの入院生活を送るかもしれないと思うとナースコールは苦渋の選択だった。

切迫早産入院中の妊婦がかすれた声でお腹が痛いですとナースコールしたのでから助産師さんが飛んでくるかと思ったけれども、バタバタしていたようで少し時間がかかっていた。

助産師さんが部屋に入ってきてクラクラする感じはないか、吐き気はないかと聞かれた。血圧を測られ、上が113で普通とのこと。

場所を見てもらってもやっぱり胃っぽいねと言われて、一人の助産師さんが天ぷらかなあとつぶやいた。

ものすごく合点がいった。夕食は入院して初めて天ぷらが出てきた。毎回食事を完食する私は天ぷらもご多分に漏れず、全部綺麗に食べていた。妊娠して子宮に圧迫された胃が天ぷらを食べてものすごくもたれたと考えると、一気にその通りな気がしてきた。念のためNST をつけてお腹の張りと赤ちゃんの様子をチェック。1人の助産師さんはごめんね、今子宮口全開で破水してる方がいてと言ってバタバタと出て行った。申し訳ない。めちゃくちゃ申し訳ない。片や今生まれんばかりの大変な妊婦さんで片や天ぷらで胃がもたれた妊婦…。こんなところでリソース使わせてめちゃくちゃ申し訳ないと思った。

お産の方が時間がかかったようで、私はNST を取られて1時間ほど放置されていたが、その間に徐々に痛みはやわらいでいった。完全になくなってはないものの、多分胃もたれだろうという確信と時間のおかげでかなり安堵感が広がった。

その後眠りに落ち夜中1度目が覚めたりしたけれども、翌朝かなり症状は軽快していた。

朝来てくれた助産師さんにその後大丈夫かと聞かれて大丈夫だと答えると、重篤な病気の可能性もあったからナースコールしてくれてよかったと言われる。吐き気やクラクラした感じがあると、ヘルプ症候群という妊娠中毒症の最も重篤な病態の可能性があったとのことだった。コウノドリを読んで、周辺知識を浅ーく得ていた私も聞いたことがある。とりあえず赤ちゃんに影響がなくてよかった。あと本当に助産師さんお騒がせしました…！

2日ほどほぼ何もせず安静にしていたせいか張りはかなり収まってきた。よかった。

夫と娘が面会に来てくれて心が安らぐ。

フィジカル💪　■■■■□□□

メンタル　♥　■■■■■■□