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米ぬか使って美貌をゲット!~癒しの健康美容ガイドvol.4~

米ぬかとは、玄米を白米にする過程で生じる外皮や胚芽のことです。ぬか漬けの材料として広く知られていますが、実は日本では昔から肌の手入れに利用されてきました。この記事では、米ぬかがもたらす美肌効果とその活用方法についてご紹介します。


■お肌の保湿、紫外線対策、老化防止の効果もある米ぬか

米ぬかには、肌の細胞間を満たし、水分を保持する細胞間脂質「セラミド」が含まれています。このセラミドは、人間の肌のセラミドと似た働きをするため、肌になじみやすく、優れた保湿効果を発揮します。
また、米ぬかの脂肪成分である「オリザオイル」も保湿に貢献します。

さらに、米ぬかには「フェルラ酸」が含まれており、活性酸素の生成を抑え、メラニンの生成を防ぐことで、肌の老化防止や紫外線による日焼け対策に効果的です。他にも、抗酸化作用で肌の老化を防ぐビタミンEや、代謝を促進して肌を整えるビタミンB群など、健康で美しい肌を維持するための成分が豊富に含まれています。

フェルラ酸に関して
画像元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000027263.html

■日本では古来より「ぬか袋」を愛用

美容成分が豊富な米ぬかですが、水やお湯にそのまま混ぜると沈殿してしまい、粒が残って後片付けが大変です。そこで、全身にたっぷり使える方法として、日本で古くから愛用されているのが「ぬか袋」です。
これは、手のひらサイズの小さな布袋に米ぬかを詰めたものです。

昔は綿生地の袋を手作りして米ぬかを詰めていましたが、最近では、お茶パックに米ぬかを詰めて布袋に入れたり、ハンカチで包むなど、後片付けが簡単になる使い方も人気です。
ぬか袋で顔や体をやさしく拭くと、スクラブ効果で古い角質が取り除かれ、セラミドやオリザオイルの効果で肌がしっとりします。布袋の生地が肌に刺激を感じる場合は、絹の生地で袋を作ったり、洗面器のお湯に浮かべて、そのお湯を洗顔や洗髪に使うのもおすすめです。

さらに、ぬか袋を2~3つ湯船に浮かべると、入浴剤として全身の肌に米ぬかの成分を行きわたらせることができます。

https://www.yojiyacosme.com/c/skincare/gd620

■「米のとぎ汁洗顔」や「米ぬかパック」も人気

洗顔や洗髪のすすぎには、米ぬかと同様の成分を含む「米のとぎ汁」を使う方法も広く知られています。お米を洗う際に出る最初のとぎ汁を保存し、ぬるま湯で1.5倍に薄めて、普段のクレンジングや洗顔の最後に使用します。

また、米ぬかと小麦粉を水でペースト状にした「米ぬかパック」も人気の美容法です。米ぬか2~3に対して小麦粉1の割合が目安です。
ダマにならないように混ぜ、顔にのせて5分ほど放置してからやさしく洗い流します。この方法で、肌がしっとりと整い、美しい肌を保つことができます。

■鮮度やお肌との相性に注意!

米ぬか(米のとぎ汁)は生ものであるため、保存が難しく日持ちしません。そのため、ぬか袋を作ったら冷凍保存し、使う分だけをその都度解凍するのが推奨されます。おおむね1~2ヵ月間保存できます。ぬか袋を使用した後は、水分を切って捨て、再利用しないようにしましょう。米のとぎ汁で洗顔する場合も、冷蔵庫で保存し、その日のうちに使い切るようにします。

また、米アレルギーのある方や肌の弱い方は、米ぬかを使った美容法が合わないことがあります。最初は目立たない場所で試してから、顔や髪に使用するようにしましょう。問題がない場合でも、毎日続けると刺激が強すぎることがあるため、洗顔は週に2~3日、パックは週に1回を目安にしてください。もし米ぬかがお肌に合わない場合は、米ぬかを使って食器洗いや漂白、ぬか袋で床を磨くなどの方法もあります。

日本女性の美しい肌を作り上げてきた「米ぬか」。昔から「ぬか漬けを作る女性は手が美しい」と言われていますが、100%天然素材の美容法として、今また女性たちの間で注目されています。手軽に取り入れられる米ぬかの美容法で、健康的な美肌を目指してみませんか。

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