2017/07/04

 あいつらほんと何なんだよ。ずっとげらげら、甲高い声で笑いやがって。何がそんなに面白いんだか。くそ野郎、怖いからやめてくれ。

 なんて思いながら講義受けて、以前、講義を受けていた時に二人組組まされた時、偶然一緒に組むことになった女の子がいて、それ以来気になってはいるんだけど、今日も話しかけられなかった。

 まさか自分がこんなに卑屈になっているとは思ってもみなかった。童貞なのは問題じゃない、童貞であること、というか女の子と手をつないだことすらろくに経験していないということに対する自分の感情が問題なんだ。それに対して俺は今まで何も感じていないと思っていたのだけれど、違った。俺はどうせ自分なんて女の子に相手をされるような人間じゃないと思ってて、それが邪魔をする。

 劣等感、劣等感だ。そんなもの毎日感じていたけど、恋愛でも感じるものなんだな。

 また後ろの奴らが笑った。お前ら男なのになんでそんな女みてえな悪口で盛り上がって笑ってんだよ。

 この表現は女の人に失礼だな。とにかくお前ら不快だからどっかに消えろ。

 大学から帰る時は降ってなかったのに最寄り駅で電車から降りたらザーっとね、煽ってんのか。ただの自然現象だって知ってるんだけどね。

 つまりちょっと気分が落ち込んだ時は周りの全てが俺の心を馬鹿にしているような、そんな感じだね、今日は。

 ちなみに今日一番イラついたのは駅前にいた車の謎連続パッシングね。眩しいんじゃい!

 はい、私は明日も生きているでしょう。私が死ぬのが先か、世界が滅びるのが先か、不安定な足場に立っている人たちを下から眺めながら、多分それは同時だろうなと思って、私は明日も生きています。多分。

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