とある女の子の話

大学生の頃の話。

とある女の子と僕はすごく仲が良かった。一緒にギター弾いたり、映画を見に行ったり、カラオケ行ったり、飲みに行ったりした。

一緒に飲みに行ったときには色んな話を聞いた。色んな男とセックスしたとか、リストカットとか、ブロンとか。

そういう話を聞いてから、まれにリストカットしてしまったとかラインが来たりした。大学で会ったときにテンションが違うから今日はブロンキメてきたな……とか何となくわかるようになった。

大学で一緒に歩いているのを当時付き合ってた彼女に見られて問いただされたとき、初めて「そういう風に見えるものなのか」と思った。

でも僕にはそんな気は全くなかった、好きじゃなかったから。

それにそういう関係になってセックスしたとしたら僕とその女の子は間違いなく疎遠になるという確かな確信があった。

僕はその女の子とすごく仲が良かった。だからわかるのだ。チャンスがあったら取り敢えずセックスする男共にはわからんだろうが。

結局疎遠になった。僕はセックスしてない。詳しくは知らないけど後輩の男の子と色々あって(多分セックスした)大学を中退した。

ほらやっぱりセックスすると疎遠になるんだよ。僕はその後輩とも仲が良かったこともあり、巻き込まれ事故で疎遠になってしまった。あれだけ仲良かったのにラインが通じなくなるとすぐ疎遠になってしまうのも理不尽だと思う。

ここまで書いといてなんだけど、特に言いたいことはない。軽率にセックスするなとかそういうメッセージも込められてない。したい人は好きにセックスすればいい。

最近その女の子のことを思い出して、今何してるのかなぁってちょっと気になっただけ。

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