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南アフリカツルの旅-2 ツル観察1日目
6月17日、ツル観察1日目。
この日の朝食の写真は撮りませんでした。朝食は、メインを1品頼んで(卵料理が普通です)、ほかのハムとかパンとかジュースとかはビュッフェ形式でした。ぼくは毎日、目玉焼きかスクランブルを頼みました。Jacquieさんは、スクランブルエッグを頼んでも、その下にトーストを敷いてもらっていました。
ツルの観察はカークルーフの保護区(Karkloof Nature Reserve)、ではなく、その近くの農場でした。もちろん私有地です。Trespassers Prosecuted なんて書いてあります。Jacquieさんはそういった農場の扉を開いて中に車を入れます。また、ところどころで、有刺鉄線の張ってある柵を一時的に取り外して通行します。彼女は Endangered Wildlife Trust と International Crane Foundation のためにツルの調査(生息調査や繁殖調査)を仕事として行っており、この目的のために農家と日常的にコンタクトしていて(道々、しょっちゅう農家さんと挨拶していた)、このため農地に自由にできるできるのです。このあたりは酪農家で、ツルとの親和性が極めて高い(鶴居村のタンチョウも、チベットのオグロヅルも牛と一緒にいます)。最強の味方を得ている、と初日に確信しました。
最初に迎えてくれたのはツルではなくヘビクイワシでした。これライファー。和名は「蛇食鷲」ですが、英名は Secretarybird 秘書鳥です。
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そういえば、観察に出発するに際して、Jacquieさんから「あなたはツルだけに興味があるの、それとも鳥全般?」と聞かれたので、「基本的にはツルだけど、自然と、鳥全般にも興味あり。ただし撮影となると、大きな鳥は撮るけど小鳥はあまり・・・」と答えておいたら、道々、小鳥はほとんどスルー。ヘビクイワシのような大きな鳥を見つけたら停まってくれました。
ツルはすぐに見つかりました。100%大丈夫、というゆえんです。これはホオジロカンムリヅルの群れ。
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ダンス!
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ヘビクイワシはよく現れました。
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アフリカあるある、なのですが、「あっ、鹿」と思っても、たいていはレイヨウ(ウシ科)です(鹿はシカ科)。これはリードバック。「リードバック」が和名なんですよね。最近の洋画の日本公開タイトルじゃあるまいし、ちょっと工夫して日本語で命名してほしい、とぼくは思います。
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農地侵入といえば、門を開けようとしたら鍵がかかっていたので、乗り越える、なんてこともしました。こんなの、案内人いなかったら完全な侵入者ですよね。
貯水池にいた、ネズミガシラアカツクシガモのメス。
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上空にケープシロエリハゲワシ。西ケープで見ているからライファーではないが、かっこいい。
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ここらで昼食。Mooi River というところにある Hartford Village。宿泊もできるリゾートです。
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選んだのはサンドイッチ。食事に関していうと、この旅の食事はオーストラリア・ケアンズの旅に似ています。基本洋食で、多いけれど困ることはなく、ワインもおいしい。
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さて、午後の活動。まずはヒゲワシ。
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さらにヘビクイワシ。
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この場所、この後もよく撮影しました。ホオジロカンムリヅル。
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有刺鉄線が写り込んでいますが、こういう人工物写り込み写真がぼくの好みです。
ホオジロカンムリヅルの飛翔写真。
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幼鳥も飛ぶ。
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立派な角のリードバック。
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居並ぶホオカザリヅル。
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ホオカザリヅルの幼鳥。
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観察初日、ある程度の成果があがりました。これで明日以降、余裕をもって撮影ができます。今日はこの辺で。
夕食。この日は魚にしました。「今日の魚料理」というメニューで、「今日の魚は何?」と聞いたら King Klipとのこと。日本語の名前はないようですが、南アフリカでは重要な食用魚のようです(ズールー語のテキストにも登場していました)。これにしました。魚はいいのですが、サイドのサラダが多かった。
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さあ、また明日です。
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