【サーフィン】ウェットスーツの洗い方

サーフィンを始めた時、海パン一丁で真夏に海に行くのが格好いいと思っていた。

しかし、上手くなりたいなら、春も秋も冬も一年通してサーフィンする必要がある。

冬は特に寒いが、湘南で暮らしていると風の向き的に形の良い波が入ってくる。なので、単純に練習できる数が増えるだけでなく、良質な波に出会える機会が増える。

そんな冬のサーフィンの必需品はなんと言ってもウェットスーツである。

近年のウェットスーツの改良は進んでおり、裏起毛など利用する改善や、他にもそもそも表面の水と接する部分をゴムにその中に気泡をたくさん生み出す構造にしており身体の熱を外に逃さないような仕組みができている。

このウェットスーツの化学については動物のビーバーなどから発想を得ているらしい。ウェットスーツの化学に関してはまた別の機会があったらまとめてみたいと思う。

そうした自然界からアイディアを得て改良を続けられているウェットスーツ、値段もピンキリである。

中古のものなどbookoffなどで売っているものであれば5000円程度で購入できるが、オーダーなどをして自分の身体にフィットするものを作ろうとすると10万円ほどする。決して安い買い物ではないため、大切に使いなるべく長く使いたくなる。

ちゃんと長く使うにはサーフィンで使った後の管理が大切である。

ウェットスーツで使っている素材はネオプレンゴムと呼ばれる合成ゴムで作られるらしい。この素材は海水が残り続けると硬直していく。

なのでサーフィンから帰ってきたらなるべく早く海水を落として上げる必要である。同時にあったかい水で洗うと生地の劣化やウェットの接地部分を剥がす恐れもある。

ただ、サーフィンから帰ってきたらなるべく早くあったかいシャワーを浴びてリラックスしたい、仕事のある日は早く仕事に取り掛かりたい。

つまり優雅にウェットスーツを洗うのは時間的にも寒い身体を我慢させる健康面も考慮して、なるべく効率的に帰ってきてからのウェットスーツ洗いまでのやる必要がある。

自分がどうしているかここに書く。

それはシャワーを浴びると同時にウェットも洗うという方法である。
まず、帰ってきると同時にウェットスーツを着たままシャワー室に直行する。お風呂を沸かすときに使うストッパーをまず止めて、シャワーをつける。シャワーがあったかくなったらまず頭を温める。
シャワーが暖かくなるまでなどはお風呂にシャワーをむけて水を溜めていく。頭を温めたら身体をシャワーで温めながらウェットスーツを脱いでいく。
全て脱げたら、浴槽にウェットスーツを入れ、シャワーを浴びる。シャンプーをしているときや、身体を洗っている時間はシャワーを浴槽にむけて水を浴槽に貯める。

この様にすると、シャワーが終わったタイミングでウェットスーツの塩抜きもあらかた終わり、身体を乾かすと同時にウェットスーツも干せる。

ただ、ウェットスーツは熱いお湯に弱いと書いたが、熱いシャワーを浴槽にむけて水を溜めてウェットスーツを洗うといった。矛盾していないのか?

結論から言うと矛盾していない。熱いシャワーだが、浴槽に届くまでにはぬるま湯になるのでウェットスーツを洗いために適温の水を浴槽に溜めることができる。

なぜ上手くいくのか?化学の授業で習った「気化熱」が関係している。
気化熱とは、液体が気体になろうとする際に熱が蒸発していくことである。
その際に液体の熱が周りに逃げることによって、液体の熱が冷める。

この液体の性質を利用すればシャワーから浴槽に到達する間にシャワーの熱がさめ、ちょうど良いぬるま湯が浴槽に溜められ、ウェットスーツを洗うのにちょうどいい温度が浴槽に自分にシャワーするのにちょうど良い温度の水が自分にはかかる。

これがサーフィン後のウェットスーツ洗う際の時間効率術である。
気化熱を用いて効率化する。このアイディア自体は対してすごいことでもないがこうしたことに用語を当てはめられるようになると他の人に伝える際にも伝わりやすくなると思う。

以上。本日はここまで。

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