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研修46日目

▲MACRON GIFLÉ 平手打ちされるマクロン大統領
昼休み中、SNSで拡散された動画を見つけた部門シェフは"aïe, aïe, aïe..."と痛みに共感しています。

9日、フランスの飲食店は室内営業が再開し、その他外国人観光客を受け入れるなど、条件の緩和が進みました。
街角のテラス席からはしばらくご無沙汰していた英語が聞こえてきて、早速の観光客だろうかと感じさせられます。

さて、研修46日目です。

先週までの移籍先で働いていた見習いの少年は、「2か月前の自分を振り返っては、何もできないしょうもない存在だったと思い知らされ、それを繰り返してこれまで成長してきている」と言っていました。

いま、研修が始まったころの4月の私と比べてみると、新たに知識を蓄えるということ以上に、反復して鍛えられた「姿勢」のようなものが強度をもって高められていることを実感します。

知識や感性がソフト面なのに対し、姿勢はハード面のようなものです。
姿勢が安定すると行動とその結果が安定し、それによって次に取るべき行動と結果も自分で予測しやすくなります。
知識や感性はもっともらしく見せたり真似したりすることができますが、姿勢は形づくるのに時間を要し、その過程は人によってさまざまな気がします。

学校の担当シェフは、研修先で求められることとして、「正確であること、清潔であること、速いこと、繰り返しこなすこと。」と言いました。
これは単に新人に求められる素質を述べたものではなく、時間軸をもって時間の経過とともに変化していく人間像に当てはまるものなのかもしれません。

■指摘されたこと(6月9日)
・"lotte"のこと:調理

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