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第29週(7/18~7/24)

▲Tour de France Femmes 女子ツールドフランス
日曜日、男子最終ステージに先駆けて女子の第一ステージです。

蜂の羽音のような轟音が印象的
女子第一ステージはシャンゼリゼ通りを中心とした81.6kmのコース
観客ゾーンではペダルを漕いでスムージー作り
テレビチャンネルfrance2では風景紹介とともに男子レースを中継
日本のNTTが演出に貢献していました

さて、第29週は40℃越えの猛暑に見舞われて週がスタート。
尋常でない熱気を確かに感じる一方で、湿度による不快な感じはせず、日本の30℃の方が汗をかくような気もします。

20日水曜日、退職を考える同世代の同僚コミと二人で持ち場に就くと、話は次第に職場の問題点に移ります。

同僚の話によると、退職を検討するに足る理由は二点に集約されます。
第一に業務内容の問題で、組織としてはレセプションや会食などの素晴らしい機会がありながら、若手が直接その機会に関われるのは少ないということ。端役が多く、「サンドイッチばかり作っている」ということ。
第二に裁量の問題で、上長の介入が著しく、自分の考えたことができないこと。納得できる指示ならともかく、その内実の粗っぽさが耐え難いようです。
そして同僚は前の職場である地方の高級ホテルを引き合いに出し、これらの点で今の職場の方が劣っていることを指摘します。

つまり同僚が問題視しているのは、今の職場で役割と権限がないことです。
その結果、技術を磨こうにも機会がないということのようです。

私からしてみればそんなものかなと感じていることでも、視点が違えば同じ職場がこうも違って見えるのかという発見があります。
中でも同僚にとっての短所が私にとっての長所、というのがあります。たとえば、在庫を無駄なく消費するために、余りの食材(仕掛品)を使うよう指示されることがあります。多少無理のある代用の仕方であってもどうにかしなければならないということで、私としては創意工夫が試される機会だと感じる一方で、同僚にはそうせざるを得ない状況自体が怠惰の結果だと感じるようです。ガストロノミーを突き詰めたい同僚にとってはストレスな出来事として、あるものでやりくりすることが身に付けるべき技術と捉える私には研鑽の機会として、真逆に捉えられています。

このように目指すところの違いから来る軋轢がある以上、この先同僚が働き方に納得できるようには思いません。しかし見方の一つとして心に留めておきたいと思います。

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