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校内ランチサービス(準備)

▲Maison de la culture du Japon à Paris パリ日本文化会館(15区)

エッフェル塔周辺

フランス語の授業が休講になった月曜日、午前の授業後は少し遠回りをして帰宅。

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エッフェル塔周辺(赤丸)を自転車で走ってみました。

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日本文化会館には「美の秘密‐浮世絵に見る江戸時代の化粧と髪型」というテーマの展示広告がありました(公開停止中)。なんだか興味がそそられます。

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"Pont de Bir-Hakeim"(ビルアケム橋)から。
こちらも遊歩道は冠水中(写真左下)。

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橋にはメトロRERの6号線が走ります。
Hector Guimard(エクトール・ギマール氏)の作品で、メトロ駅を手掛けた方と同じようです。(参考;過去の記事

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"Pont de l'Alma"(アルマ橋)から臨む教会"Cathédrale de la Sainte-Trinité"と"Tour Eiffel"(エッフェル塔)。
アサヒビール本社とスカイツリーとの構図に似ています。

ちなみアサヒビールのあのオブジェの設計はPhilippe Starck氏というフランスのデザイナー(引用)で、家庭用品を手掛けるALESSIの印象的なレモン絞り器Juicy Salifを手掛けた方でもあるそう。

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ホームページより引用)

アルマ橋まで来たのに"Le zouave"兵士像(参考;過去の記事)を見落としてしまいました。
残念。また今度。

校内ランチサービス(準備)

さて、新たな週が始まりました。

学校のプログラムも残り2週となり、いよいよ終わりが見えてきました。
本来であれば研修先も決まり、修了式だの打ち上げパーティーだの修学旅行だの考えるところですが、周囲の仲間はもっぱら研修のためにただただ飲食店が再開するのを待ち、ビザ更新の術を探っているところです。

今週は9日と10日に、学内の職員向けに昼食を作ります。
こちらも本来であれば、学校附属のレストランで一般向けに食事を提供する機会のはずですが、もちろん営業できないため、やむを得ない苦肉の策です。

8日は、9日に提供する分の仕込みの日でした。

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9日(Jour 1)、10日(Jour 2)のそれぞれのメニューです。

クラスメートは前菜、主菜、デザートの3メニューのいずれかを担当します。
私は主菜"suprême de volaille, crème de châtaigne, shiitakes et gnocchi"の仕込みを担当しました。アメリカ人(カリフォルニア)、グアテマラ人のクラスメートと同じ組です。チームパシフィックであります。

前日に仕込んだのは栗のソース、鶏や椎茸の下拵え、"gnocchi"(ニョッキ)です。

"Le dictionnaire des chefs (2019)"を参照します。

【gnocchi】
Apprêt d’origine italienne à base de pâte à choux, de purée de pommes de terre ou de semoule de maïs, et de fromage râpé (emmental, parmesan, ricotta, notamment) ou de légumes cuits (épinards, par exemple), le plus souvent façonné en forme de boulette ou de petit cylindre, généralement poché dans de l’eau frémissante, puis assaisonné avec une sauce (Mornay, tomate, etc.) ou gratiné, consommé en entrée chaude.

シュー生地と同様の配合であることは、過去の記事で紹介した通りです。
さらにじゃがいものピュレを使うかとうもろし粉を使うかで分かれますが、今回は前者を採用。
とうもろこし粉を使うパターンもシェフが即席で作ったので試食したところ、生地の食感でほくほく感を楽しむ前者と、にっちり感を楽しむ後者とで違いが見られました。

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ボール状に丸めた後、フォークを使って成形します。(とうもろこし粉の場合、専用の型もあります。)

40人分用意するため、手作業は長時間にわたります。
最終的に3人で200個以上成形しました。それでも一人前で5個入りにしかなりませんが。

翌日は残りの作業(加熱、盛付)を行い、10日のメニューに向けた仕込みも行います。
さて、提供するものは喜んでもらえるのでしょうか。

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