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第5週(1/29~2/4)

▲パリ市庁舎と、年内に公開予定のノートルダム大聖堂(4区)

1日木曜日、午前中の業務の合間をぬって年度初めの面談が行われます。
副料理長と前年度の評価や今年度の活動方針について確認し、個人の目標や計画について話します。ちょうど退職希望の文書をシェフと人事部に届け出たことを考慮に入れ、フォーマットの記入事項は飛ばし気味に内容を埋めます。

調理場にいることが大半のため、面談を通じていつもと違う次元の話をするのは不思議な感覚です。特に個人のキャリアの意向については、今の行動にも直結しているにも関わらず、案外普段の同僚間の表立った会話では繊細な扱いです。

入れ替わりの多い職場で、退職者に口数少なくなる時期があって、その後退職直前になって突然明るくなる時期があるのを目の当たりにしてきました。
前者に由来する内省的なところが、面談によって少し解放されたところがあります。

あと"tu vas nous manquer"と言われるのは社交辞令でも嬉しいものです。

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