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セブン

引き抜いてしまった一本を元に戻そうと、指先から逆を辿り中心へ。溺れる僕を見て君は笑うだろうな。本当はこの身体や皮膚からはみ出して、君を創造する輪郭になってしまいたいとさえ思うのに、せいぜい紫が空気に触れ赤くなるだけで、気付けば息絶える弱っちい魂。でもまだいいでしょ。これでもまだいいでしょ。楽して愛せるなんて教わってこなかったから、呼吸ひとつごとに毎度死を選ぶ。産声をあげる瞬間の快楽を四六時中君に。君も僕と同じ空っぽになって。空っぽになって。なってこの、ロクデモナイに夢中になって。飲み込んで。飲み込んで。飲み込んで、まっしろな月曜に飛び込んで。だからお願い、殺っても僕を怒らないで。

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