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「活動終了」ってコンテンツですか?
みなさんこんにちは
早速ですが、二次元アイドルコンテンツの寵児「アイドルマスター」がVTuberの世界へと参戦してきたことをご存知でしょうか。
そう、「vα-liv」(ヴイアライヴ)です。
第一報は昨年末にありました。
その時の所感はnoteを書いているので宜しければどうぞ。
noteでも書いた通り、私は今回のアイマスの新IPを楽しみにしていました。
第一報時点ではどういった形でVTuberとの融合を果たすのかヴェールに包まれており、どういったアプローチで来るのかワクワクしていたのです。
そして来たる2023年4月14日(金)20時にYouTube上の「vα-liv」chで発表会が行われました。
詳しくは動画をご覧いただければわかるかと思いますが、下に画像と一緒に簡単にまとめます。
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プレゼンによると「vα-liv」は正確には「THE IDOLM@STER」シリーズではなく、「PROJECT IM@S」としての企画であり、配信活動からアイドルデビューを目指すアイマスにおける公式の研修生制度です。
プロデューサー曰く「アイドルたちの活動の幅を広げるシリーズの挑戦」「アイドルプロデュース体験を拡張するMRプロジェクト*の先陣」とのことです。
※MR(MORE RE@LITY)プロジェクト=現状の枠に収まらないアイドル活動の拡大を目的とするプロジェクト。
新しいことに挑戦していくことは意欲的で好感が持てます。ただ、今回引っ掛かるのがこちらです。
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審査基準をクリアしたら晴れて「アイドル昇格」。
そして、配信活動で結果が出なかった人は「活動終了」になります。
みなさんはこれ、どう思われますか?
さまざまな意見あると思います。
私は好きじゃありません。
これは「ファン(=プロデューサー)からの人気を得られなければ活動終了」、言い換えれば「目標を達成できなければペナルティがある」ということです。
ゲームの設定としてはアイドルマスターにおいても似たようなものはありました。ただそれをリアルに持ってきたらゲームオーバーになったからといってコンティニューはできません。
だってこれはゲームではないからです。
配信を見てもどうしてもそのネガティブな面に引っ張られますし、そんなことが頭をよぎった状態で応援しなければいけません。
そして仮に目標が達成できなければ、遣り場のない怒りは運営に向けられるのは火を見るより明らかです。それどころか、最悪の場合矛先は他のアイドル候補生へと向けられるでしょう。
それに、今回発表された方式で活動終了になった場合、「活動終了=ファン(=プロデューサー)の応援が足りなかったせい」という図式になります。
これ、誰が幸せになるんでしょうか?
別に投票自体を否定するわけではありません。
現にアイドルマスターの派生作品であるシンデレラガールズなどにおいても総選挙は定期的に行われています。ただこの人気投票は上位陣にボイス実装などのリワードが用意されているものです。
得票数の少ないアイドルにペナルティがあるわけでは決してありません。
こんな悪趣味なリアリティショーではなく、「vα-liv」もなにかもっとポジティブなゴール設定はなかったのでしょうか。
「アイドル昇格」がそれだといっても、傍目から見て現状「アイドル」と「候補生」の立場は曖昧ですし、1年近い選考スケジュールのなかで私たちの目に触れる形で実際に活動は行われるわけですからますますその境界は曖昧です。
しかも同じ形式を取る一般的なオーデション番組の候補生と違い、彼女たちはすでにアイドルマスターというコンテンツに帰属しています。つまり活動終了=キャラクターとしての「死」に直結するのです。
惜しまれつつ引退していくVTuberたちを見ていながらこの形式を取り入れているというなら、少し信じられません。
自社IPであるVTuber「ミライアカリ」の引退の時に感じることはなかったのでしょうか?
こんなのは形だけで全員アイドルデビューする出来レースだというなら私はそれでも構わないですが、それはいたずらなプロモーションでファンを不安にさせているだけではないでしょうか。
直近でもアイドルマスターシリーズである「SideM GROWING STARS」のサービス終了のおしらせがありました。好きなコンテンツの行く末に不安を感じているファンも大勢います。
そんななかで今回軽々しく「活動終了」をコンテンツとして公式が扱うのはいかがなのでしょうか。あまつさえそれを運営側が「ガチ」だとか「刺激的」だとか、正気ですか?
はっきり言いますが、最近の運営側のアイドルマスターに対する向き合い方は好きになれません。
アイドルマスターは1人1人個性を持ったアイドルが輝くコンテンツではなかったですか?
候補生だから消えても問題ないんでしょうか?
アイドルマスター公式サイトのアイドル名鑑に記載されているアイドルは現在300人を超えました。
そのなかに消えていいアイドルは誰一人としていません。
運営がどう考えているかは知りませんが。
ここまでいろいろ言ってきましたが、アイドルマスターがこれからも盛り上がっていくには新しい風というものは必要不可欠です。
今回候補生としてデビューする灯里愛夏さん、上水流宇宙さん、レトラさんの3人は素直に応援したいですし、活躍してほしいと願っています。
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以上
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